| 今朝は清瀬市の野塩保育園を訪れた。 ここの保育園では、ぼくの子どもがお世話になった。10年間、子どもの送迎で出入りしたことになり、たいへん想い出深い場所だ。
清瀬市には、武蔵野の面影濃い雑木林が点々と残っている。保育園のお散歩コースにはその雑木林も含まれており、園児たちが自然体験する良い機会となっている。 今日は3クラスの園児たちと、中里緑地保全地の雑木林に行ってみた。ここは、ぼくが過去4年間に渡って観察し撮影した「昆虫ある記/武蔵野編」のメインフィールド。
子ども達はとても元気で、中にはぼくの手を掴んで離さない子までいた。コナラの朽ち木を起こして、カブトムシの幼虫を見てもらった。幼虫の数は多く、掘ると次々に出てきた。みんな幼虫を触りたがって、怖がる子はいない。 写真下は、やはり散歩コースの一つ「なかよし広場」。ここの雑木林は自由に中を歩けるが、オオスズメバチが営巣したらしく、立ち入り禁止のテープで取り囲んだ場所があった。まだ時期的にはハチが活動している可能性もあるので、今回は見合わせたのだが、観察会のあとで一人、ここを訪れてみた。テ−プに囲われた中で、ジョロウグモの糸に絡んだのか、一匹だけスズメバチを見る事ができた。お尻をよく見れば、寄生したスズメバチネジレバネの頭部があった。
西武池袋線、秋津駅。ぼくが東京で生活していた25年間のうち、20年間はこの秋津駅が最寄り駅だった。29歳で結婚したとき、最初のアパート探しをしたのも秋津駅だったが、その当時を振り返ってみれば、秋津駅周辺、そして武蔵野の雑木林もずいぶんと様変わりした。
宮崎に引っ越してまだわずか1年と7ヶ月。秋津駅周辺の記憶もまだ生々しいはずだが、少し歩いてみただけでも、その変貌ぶりには驚いた。相変わらず住宅の建築ラッシュの勢いは衰えることなく、ある雑木林も半分が綺麗に整地され真新しい家がまぶしく輝いていた。
(写真上、中/E-520 ズイコーデジタル14ー54ミリズーム) (写真下/E-520 ズイコーデジタル8ミリ魚眼)
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