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はんだ付け 2008/11/13(その2)
 今朝は大急ぎで、改造ツインストロボの延長コードを取り替えた。

 改造ツインストロボの出番は多くはないが、魚露目レンズを使った超広角撮影では必要になることもある。ところが、このツインストロボの発光部を本体と結ぶ延長コードはかなり短く切り詰めており、このところ使いにくくて困っていた。

 使えないことはないが、使いにくい、というのはどうしても気持ちが良くないので、すぐにも解消しておきたい。そこで猫の手も借りたいほど忙しいなか、朝一番で工作をしておいた。そのため、今朝は庭での作業も休止した。

 じつは昨夜、寝る前に工作の下準備を済ませておいた。したがって、工作の段取りも良く、延長コードの取り替え作業は早く終えることができた。
 延長コードは2本あって、電気接点の半田付けは全部で8カ所。ツインストロボの発光部への結線は4芯コード。絶縁チューブを切らしていたので、ビニールテープを使った。

 しかし、この改造ツインストロボとカメラ、レンズを組み合わせると、まるで合体ロボットのようで、いかめしい。どこがカメラ本体なのかわからない。そして使い心地はけっして良いとは言い難い。いや、すこぶる良くない。

 もっと、スマートにできないものか?
 
 内蔵ストロボとディフューザーの組み合わせでもけっこう撮影はできるが、条件によっては制約も受ける。やはり、ツインストロボが良いのだが、、、、。
 
 そこで密かに考えているのは、まさに昆虫写真専用の特別バージョンカメラ、というもの。やればメーカーで作れるはずだが、売れないから絶対、作ってはくれないだろうと思う。でも、これってあると、とっても便利なことは間違いない。 さて、この冬に挑戦してみようかと思う。カメラ一台、潰す覚悟もいるのだが。

 新開 孝

キョウチクトウスズメ、羽化する 2008/11/13(その3)
 5日前に紹介したキョウチクトウスズメの蛹だが、今日の正午ころに羽化した。

 今朝は蛹の様子からして、今日中に羽化するのは確実と思えた。しかし、野外での撮影が忙しく、キョウチクトウスズメの蛹に張り付いているわけにはいかなかったのが残念。 昼食時にいったん家に戻ってみれば、羽化直後の成虫が木の幹につかまっていた。どうやら10数分前に羽化したと思われ、ほんのわずかなすれ違いのようだ。

 さて、キョウチクトウスズメを初めて知ったのは、平凡社の月刊「アニマ」誌上であった(「アニマ」はたいへん多くの人から惜しまれたものの、1993年4月号を最後に休刊となった。実質は廃刊だが)。たしか湊和雄さんの撮影なさった写真が記事とともに掲載されていて、迷彩模様の美しいスズメガに驚愕したのも懐かしい。そのときから、本種には憧れを抱いてきた。

 1966年に沖縄で大発生をしてから、鹿児島県下でも毎年見られるようになったキョウチクトウスズメ。本種はアフリカからヨーロッパに渡りをする広域分布種だそうだ(平凡社、「日本動物大百科」第9巻(1997)参照)。幼虫の食樹となるキョウチクトウもアフリカ原産。そんなキョウチクトウスズメが、なぜに南日本に進出してきたのか?

 ともあれ、今現在、宮崎南部でも本種があちこちで発生している。写真の成虫はいただいた幼虫を飼育したもので、ぼく自身はまだ発生現場を訪れてはいない。三股町内でも気をつけて見ているが、まだ見つかってはいない。
 
(写真/E-3  ズイコーデジタル50ミリマクロ)

新開 孝

ツユムシ 2008/11/12
 午後5時15分頃。

 空は赤く焼けなかったが、久しぶりの快晴は気持ちがよかった。

 犬の散歩を終えて丘を駆け上がったら、そこにツユムシのオスが佇んでいた。セイタアワダチソウの花の上で食事に夢中のようであった。


(写真/E-520  ズイコーデジタル14−54ミリズーム)新開 孝

明日は晴れ 2008/11/11(その2)
 朝の霧島山には重たく雲がのしかかっていた(写真上)。

 午後になっても気温はほとんど上がらず、肌寒い一日だった。もう初冬かな、と感じるほど。これで南国、宮崎かな?と一瞬疑いたくなるが、庭をヒョンヒョンと舞うキオビエダシャクを見ていると、やはりここは東京の清瀬ではないな、と思える。
 昨年の冬に刈って積み上げておいたササの束を今日も少し処分した。轟々と燃え上がる炎を見つめながら、燃えるという現象の不思議さを強く感じた。猛り狂ったように空を舞う炎の姿から、鬼火という言葉の意味がよくわかるような気がした。ほんとうに怖い。まるで炎が生き物のようであり、そして征服者としての貪欲さも感じてしまう。燃え尽きたものは、そっくり魂を天空へと抜き取られたかのようだ。燃える、とは魂を天上に返す、ということか。
 ま、つらつらと考えているようで、しかし哲学にはほど遠い幼稚な発想に終止するだけだ。庭での作業を終えて、来年の年賀ハガキの写真面データを作ってみた。今回はほとんど迷うことなく写真もレイアウトもすぐに決まって、見本プリントもできてしまった。今月末はしばらく東京なので、年賀も早めに立ち上げておいた。
あとは文面の作文データを作っておけば、印刷作業はギリギリで間に合う。

 午後4を過ぎるころから霧島山の山容が現れ始め、薄日も射してきた。

 どうやら、明日は晴れるようだ。野外で撮影の仕事ができる。

(写真/E-520 ズイコーデジタル50−200ミリズーム)
新開 孝

キンカンとナガサキアゲハ 2008/11/11(その1)
 庭の片隅にある一本だけのキンカン。

 今年も緑色の実をたくさんつけているが、一方で葉っぱがたいへん少なく、実の数のほうが勝っている。葉っぱが少ない理由ははっきりしていて、このキンカンはここ一ヶ月の間だけで、ぼくが知っている限りでもナガサキアゲハ幼虫を10匹以上育て上げたからである。
 まさにナガサキアゲハの育ての親!?とでも言えようか。

 ずいぶんと寒いけれど、このキンカンの木には今現在、4匹のでっかいナガサキアゲハ終令幼虫が居座っている。
 いくらなんでも、今年最後の幼虫だろうなあ、とは思いたい。ナガサキアゲハの母蝶がどこかに生き残っていたとして産卵に訪れたとしても、もうこのキンカンには、幼虫が満足に育つだけの葉が残っていない。

(写真/E-520  ズイコーデジタル25ミリ+2倍テレコン+魚露目8号)新開 孝

ハラビロカマキリとキオビエダシャク 2008/11/10
 昨日、紹介したハラビロカマキリは、まだツワブキの花に留まっていた。ツワブキは玄関前に植わっている。

 午前中、しばらく街に出掛けて戻ってみれば、ちょうどキオビエダシャクを捕らえて食べていた。ずっとツワブキにいるからには、どんな獲物を捕らえるのかと興味を持って見ていたが、その第一号が今、話題のキオビエダシャクであった。

 キオビエダシャクは、ジョロウグモの巣にも時々掛かるが、それは取りも直さず、いかに多くの本種が我が家の庭に飛来しているかを物語っている。

 今日は自分で頭を刈ってみた。これで3度目。パナソニックのカットモードという、水洗いのできる電動バリカンだ。充電池と交流電源、両方が使えるので、例えば入浴時に散髪できるので便利だ。
 厄介な後頭部の刈り込みも、手触りで調整しながらうまくできるようになった。
 カットモードは7千円ちょっとだから、息子と二人で3、4回も刈れば、元が取れてしまう。上の子は中学の野球部だから、丸刈り。県大会などあるたびに刈り込むので、その度に床屋に行っていては、時間も経費もバカにならない。

(写真/E-3  ズイコーデジタル50ミリマクロ)新開 孝

ツワブキとハラビロカマキリ 2008/11/09
 今日も一日、雨。
 またもや迷い犬だろうか?首輪を付けたオス犬が敷地内を出入りし始めた。捨て犬の可能性も今のご時世だとじゅうぶん考えられる。

 庭のツワブキにハラビロカマキリのメスが潜むように佇んでいた。体の色は黄色に近い草色。見事に花陰に溶け込んでいる。

 林の縁のツワブキを日が落ちてから撮影してみた。この写真は露出時間を長めにしておき、ストロボをいろいろな角度から何度も発光するという手法を使っている。早く言えば夜のライトアップというわけ。こうして撮影すれば、ツワブキだけが背景に邪魔されることなく、浮き上がって見える。
 こんな撮影したのは、最初からそのつもりではなく、夕方になってから花に来るホウジャク類の撮影をするのが目的だった。しかし、撮影準備に取り掛かるのが遅く、ホウジャク達はあっという間に姿を消してしまったのであり、そこでツワブキのライトアップを思いついたのだった。
 この撮影法ではまず、カメラの位置からツワブキまで走って行き、ストロボをいろんな角度から照射する作業が必要。短時間のうちにこなさなければいけないので、けっこう俊敏に立ち回るため、運動量も大きい。薄暗い中、ストロボを持って小走りにツワブキの回りを駆け回る姿は、さも滑稽ではなかったかと思う。


(写真上/E-3 ズイコーデジタル50ミリマクロ)
(写真下/E-3 ズイコーデジタル50ミリマクロ+ストロボFL36R)新開 孝

キョウチクトウスズメ蛹、ふたたび 2008/11/08
 キョウチクトウスズメ蛹の翅部分に紋様が浮かび上がってきた。
黒色ではあるが迷彩紋様の特徴がわかる。

 この蛹は、蛹になってからすでに3週間ほど経っている。頭部に透けて見える眼といい、羽化はもう明日、明後日ころに迫っていることは間違いないだろう。

 (写真/E-3  ズイコーデジタル35ミリマクロ+1.4倍テレコン) 

 新開 孝

2008/11/07(その1)
 今日は天気情報によれば、雨のはず。

 しかし、朝から妙に生暖かく、そして陽射しも強い晴れ日となった。朝起きたときは長袖シャツにしてみたが、庭の作業を終えるころにはTシャツ一枚になった。

 あまりに青空がまぶしいので午前中だけ少しの時間、出掛けてみた。雨なら室内作業に没頭する予定だったのだが。
 出向いた場所は「関尾之滝」。ここは我が家からほぼ真西に位置しており、都城市の盆地を縦断する経路を約30分車で走る。

 「関尾之滝」は去年の12月にも、ウスタビガのメスを撮影したことで紹介した。ウスタビガの繭はいくつか見つかったので、今年も同じ木で発生した可能性も高い。しかし、昨年と同じ場所でウスタビガの繭は見つからなかった。
 田んぼをつき抜ける歩道にはハンミョウが多く、ときおりトノサマバッタも跳ねる。ムラサキツバメのオスが日光浴していた。オスの紫は鈍い色で、メスの強く輝くような派手さが無い。

 「関尾之滝」もついでに覗いてみれば、虹が出ていた(写真上/中)。
ここは有名な観光地なので、滝のすぐ下流にはこのような(写真下)吊り橋があって、この橋から滝を正面に見る事が出来る。

(写真/E-3  ズイコーデジタル14−54ミリズーム)

 ほぼ一ヶ月前から準備していたある昆虫の生態を、ようやく今日になって撮影できた。これはビデオの仕事。
 一ヶ月以内には撮影できるだろうと思っていたが、気温が低かったり天候も崩れたりしてのびのびになっていた。つまりここ一ヶ月の間は、この撮影のことが気になっていろいろと他の仕事にも支障を生じてきた。
 昆虫の生態撮影というのは、おおよその予定はたつものの、実際の撮影ができるまでには予測不可能な要素が多く、いつになったら撮影できると断言することは極めて難しい。

 そのような様子をはたで見ているぶんには、とても仕事をしている姿には映らないようで、過去にもこのことが原因で夫婦喧嘩の種にもなったりした。例えば夏休みの休暇スケジュールなどせっつかれても、ぼくに到底決めようがない、という状況が多かった。ま、今になってもその状況にはあまり変わりないけれど。

 「関尾之滝」を撮影しながら、今日の気象条件ならイケル!と思えた。そこで急いでうちに引き返し、撮影準備を整えたのであった。

新開 孝

撮影現場で慌てる前に 2008/11/07(その2)
 OLYMPUS Eシステムの現行カメラでは、内蔵ストロボと外部ストロボを組み合わせたワイヤレスRCフラッシュシステムが使えるので便利だ。

 このRCモードでは、内蔵ストロボは外部ストロボへの通信用として使われ、通常の発光機能はない。ただし近接撮影ではこの内蔵ストロボの光も若干影響してくることがあるので、注意したい。通信用とはいえ、発光することに変わりはない。通常は外部ストロボの光量の方が大きいので相殺されて気にならないだけだ。

 今日は野外でE-3を使って撮影中、内蔵ストロボの発光をマニュアルで操作しようとしたら、マニュアルモードが選択できなくなっていた。ありゃ、故障か!?と一瞬焦ったが、車に戻ってから冷静になってみると、うちを出る前にRCモードを使ったことを思い出した。
 背面モニターのインフォメーションをよ〜く見れば、「RC」という文字が出ている(写真上/矢印の先)。うん!?だが、これはちょっと気付きにくい表示だ。RCモードでは、ストロボの機能が制限されるのだから、もっと目立つように注意勧告してもいいのではないか。そして、その表示場所もストロボの雷マークのセクションに据えるべきではないか、と思えた。

 E-3は昨年購入してからもう少しで1年が経つ。いろいろ問題点もあるが、このカメラボディの感触がぼくの手に馴染んできた。この1年間、よく働いてくれたと思う。

新開 孝

アカギカメムシ 2008/11/06
 谷間の道を奥に進む。いったいどこまで行けるのか?

 不安もよぎる。車体の底からときおり、ゴリ!ガリ!!と不気味な音が、、、。
照葉樹林の森が深い谷間に続く。もうここで止めておこう。ここから先は歩こうと決めた。車から降りて少し歩いた先の橋で、車はそれ以上走行不可能とわかった。ぼくの判断は正しかった。しかし、道はまだまだ奥へと続いている。

 さて、その橋から見える大きなアカメガシワの梢には、アカギカメムシの小集団が点々とあった。なるほど、こんな奥深い谷間に集まっていたのか。これではなかなか目にも触れないわけだ。
 しかし、集団のついている梢まで橋からは遠く、近寄ることがきでない。望遠レンズで覗いてみれば、交尾している番がいくつかいる。
 アカメガシワはこれから寒さが厳しくなっていくにつれ、いづれ葉を落とす。そうなれば、この集団も解散していくか、別のあらたな集合場所へと移動するしかない。アカメガシワは、アカギカメムシにとっての餌となる木であり、そこで卵から成虫に羽化するまでを過ごす場所でもある。したがって、落葉してからのアカメガシワはもうアカギカメムシにとっては、ほとんど意味のない存在になるだろう。

 オオキンカメムシは、ホストのアブラギリを離れ、秋から冬にかけて南へと移動しそこで常緑樹の木陰で越冬集団を形成する。
 アカギカメムシもオオキンカメムシと同じように、常緑樹の葉裏に集まって越冬するようだが、その場所はいったいどこにあるのだろうか?

 この冬、その越冬集団を見つけてみたい。

(写真/E-3  ズイコーデジタル50−200ミリズーム+2倍テレコン)

 新開 孝

ナシイラガの繭 2008/11/05(その1)
 昨日、「めがね橋」近くで見つけたナシイラガ幼虫は、今朝になって繭を完成させていた。

 茶色の液体で繭糸は染まり、固くなっていた。同じ仲間のイラガの繭では、茶色と白色の2色の液体が使われ、繭の紋様には変化が多い。それに比べるとナシイラガの繭は地味で目立たない。

 イラガはあの特徴ある紋様の繭のおかげで知名度がすこぶる高い。虫の冬越しというようなテーマがあれば、そこには必ず登場する。拙著『いのちのカプセルーまゆ』(ポプラ社/2008年)でも取り上げた。
 一方、ナシイラガは繭のことで注目されることはまず無い。ナシイラガの繭が児童書で扱われたことはおそらく皆無だろう。しかし、繭は地味だけど幼虫の姿はなかなか主張があって、ぼくなどは魅力的に感じる。

 ナシイラガ幼虫の写真を見開きページで取り上げたりしたのは、昆虫写真家の中でもぼく一人くらいではないか、と思う(『虫のこどもたち』福音館書店/2007年)。ともかく、ぼくはナシイラガの幼虫が、好きなのだ。食べてしまいたいほど大好きだが、口に入れたりしたら激烈な痛みに襲われることくらいは知っている。

 ナシイラガ幼虫は梨にもつくそうだ。だからか、こんな名前なのだろう。しかし、梨以外のいろんな木でこの幼虫は見つかるから、梨にこだわることはない。

(写真/E-3  ズイコーデジタル35ミリマクロ+1.4倍テレコン)新開 孝

今朝の餌食とは 2008/11/05(その2)
 昨日の朝は、クロコノマチョウがジョロウグモの網にかかっていた。

 今朝は玄関先の網に、このところ大発生しているキオビエダシャクがかかって、もがいていた。つまり、網にかかってすぐの場面だったのだ。
 キオビエダシャクが玄関先の網にかかったのは、これで2度目。しかもまったく同じ場所。

 キオビエダシャクがジョロウグモの網に触れても、翅の鱗粉のおかげでからくも脱出できたのを目撃している。蝶や蛾が、そうやってクモの巣網に捕まる危機を回避できる場合もけっこうあるようだ。そういえば、昨日の夕方、ミヤマアカネの翅にもクモの糸がたくさんくっついていたのを見ている。

 花で待ち伏せしていたアズチグモに、一旦は捕まったツマグロヒョウモンがもがいてもがいて、空中へと逃げ出す瞬間を今日の昼間に見た。これは糸とは関係ないが、クモも狩りに失敗することもある。

 自然界には、クモの巣網がいたる所にあり、なおかつ切れ網や流れ糸なども、あちこちに絡んでいる。どこでその糸に絡まれても不思議ではない。クモは網を張らなくても、歩くときにはかならず糸を出しているからでもある。 

(写真/E-3  ズイコーデジタル50ミリマクロ)新開 孝

ナシイラガ幼虫 2008/11/04(その3)
 宅急便を出しに街中へ出たので、その帰りに沖水川に掛かる「めがね橋」に立ち寄ってみた。
 今朝は霧が出ていて、だから「めがね橋」の写真も面白い絵になるかなと期待してみた。車道からガードレールを跨いで、急斜面を下ると川岸に立つことができる。滑り易い渓流石を岸辺まで歩めば、そこが「めがね橋」を上流から眺める撮影ポイントだ。

 急斜面を慎重に降りているとき、地面ギリギリにナシイラガ幼虫の姿が目に入った。成熟してかなり大きい。とまっていた葉っぱは、ムクノキの実生だと思う。

 「めがね橋」の写真はたいした絵柄にはならなかったが、ナシイラガ幼虫を持ち帰って撮影してみた。
 
  幼虫の頭部は写真画面の右側。頭部は体に埋もれるように隠れている。
イラガ類特有の大きな突起は、本来なら赤い色をしているが、それが薄くなっている。おそらく繭作りが近いのだろう、そう思っていたら、やはり夜になってから葉っぱの間に納まって繭作りを始めた。

(写真/E-3  ズイコーデジタル50ミリマクロ)

 新開 孝
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