| カナムグラの群落を見てみると、羽化したばかりのキタテハやあるいは蛹(写真上)などが多い。
谷津田の奥の休耕田にはキンエノコログサの群落が黄色く輝き、畦にワレモコウの花がポツンと咲いていたりと、稲作とは違った野草の賑やかさがあった。その休耕田にカナムガラがのさばっている箇所もあったのである。 しかも、アオタテハモドキまで飛び出してきた。証拠写真しか撮れなかったが、アオタテハモドキを宮崎に来てから見るのは、これで3回目。
カナムグラを眺めていると、ハンミョウの死骸が蔓に絡んでいた(写真中、下)。首を蔓に挟まれて、ギロチン状態となっている。これは死んでからここに引っ掛かたのか、あるいは不運にも蔓に挟まって息絶えたのか、その真相はわからない。
昔、外人プロレスラーで「ボボ・ブラジル」というのがいた。このレスラーの凄いところは、ともかく頭突きが必殺技なのであった。無茶苦茶、頭が固く、コツンと頭突き攻撃一発でジャイアント馬場ですら、苦しがって、でんぐり返るほどであった(といって、すでにジャインアト馬場を知る人もいないか?)。
オーバーアクションで観客に受けるボボ・ブラジルだったが、そのボボにもいろいろ弱点があった。とくに足腰が弱く、膝蹴りとかくらうと、もう参ったとばかりに手を合わせてやめてくれと、懇願したりする。ま、それも相手の意表をつく作戦ではあったが。それと、ボボに際立っていたのは、ロープ技に弱いことだった。
相手にロープへと投げ飛ばされると、なぜだかかなりの確率で、自らロープに首が挟まってしまうのだった。こうなってしまうと、もう反撃どころか自滅に近い。悪役レスラーはわざと相手をロープに首を挟みつけるのもいたが、もちろんこれは反則技である。
(写真すべて/E-3 50ミリマクロ)
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