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ツチイナゴの幼虫(9月)
Nymph of Patanga japonica (Sep)
9月の十五夜。民宿の御主人はじめ賄いから調理師に至るまで、その日は皆午後から休業するとのことで宿泊者は外食を言い渡された夜でもあった。私は屋久島のある雑木林をその日の最後の仕事場に選んだ。ごく狭いそれこそ数本のクヌギ(アベマキ?)林である。樹液にはウラギンシジミが来ていたなあ〜。今夜はどこの食堂へ行こうか思案しつつ林に続く道を歩いていると、やたら虫喰いのあるススキが目に止まった。あれ!ツチイナゴの幼虫やんけ!よう喰うなあ!