クロヤマアリとカラスノエンドウ（４月） Formica japonica and Vicia angustifolia (Apr)

花外蜜腺というものがいろんな植物に見られる。よく目につくのは桜、ソメイヨシノの葉っぱの付け根にある二つのちいさな瘤であろうか。瘤のてっぺんは窪んだ穴になっており、そこへアリなどが来て頭を突っ込んでいるのは珍しくない光景だ。私はかつてソメイヨシノの花外蜜腺で、ヤニサシガメとコアシナガバチが口器を突っ込む姿をみたことがあるので、他にもいろいろな昆虫が利用していると思われる。写真のカラスノエンドウの花外蜜腺にもアリがよく来るし、他ではテントウ虫の仲間が来ていたことがあった。