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ヒゲナガオトシブミ(5月)
Paratrachelophorus longicornis (May)
裏高尾の渓流でイタドリの葉に多数の虫喰い跡が見つかった。ゆりかごを巻いているメスもいて、この喰い跡はこのオトシブミの仲間の仕業とわかった。葉っぱの表面から空中に飛び立つときは、首振りつつフン、フンと言ってるような仕種をする。そこをじっくり待ち構えて、エイヤッ!とこちらもシャッターを切るのだが、デジタルカメラのタイムラグのおかげで簡単には撮影できない。このタイムラグも計算に入れて指先と視線とに神経を集中させ、何回もシャーターを切る。「さっき飛び立ったはずなのに、なんでまた元の所へ戻ってんだあ!?」撮影に付き合わされ何度も離陸したオトシブミはそう文句言ってたに違いない。