朽ち木アパート

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長さ40センチ、太さ12センチの朽ち木を拾い上げてみた。

その朽ち木はずっと前からクヌギの根元近くにころがっており、半分は草に埋もれていた。
敷地の西側にある大きなクヌギの、その枝の一部が枯れて落ちたのだろう。
今朝、その朽ち木を割り砕いてみた。素手で容易に割り開くことができたが、中からはコクワガタの幼虫が8匹。オスの新成虫1頭。メス3頭が現れた。
他にはヒゲジロハサミムシが20匹近く、そしてムカデ類も5匹以上、、、、、、。
朽ち木の容積からして、密集度がたいへん高い。



ハサミムシやムカデの姿に気付いたジョウビタキがさっそくやって来た。
私から2メートルほどの地面に降り立っては、獲物をついばんでいく。コクワガタだけを回収し他の住人たちを置き去りにしたからだ。申し訳ないが、ジョウビタキの動作をしばらく眺めていたかったからだ。少し距離をおくと、シロハラまでやってきた。

では、獲物がコクワガタの幼虫では、どうだろう?
一匹の幼虫を林床に置いてみた。

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昔、ルリビタキのオスにコクワガタ幼虫を投げ与えたら、さっそくついばんで持ち去ったことがある。しかし、飲み込むまでには何度も振り回し、樹の幹に打ちつけて、ずいぶんと時間をかけてようやくにして飲み込んだ。
今日のジョウビタキは他の獲物が多かったせいだろうか、コクワガタ幼虫には見向きもしなかった。

枯れササを割ってみた。産卵痕はちゃんと確認してある。
中からニホンホホビロコメツキモドキのメス新成虫が出てきた。

IMG_9971.jpg

この歪んだ顔がなんとも良い。
今年もこの虫の撮影には力を入れるつもりだ。

さて、外で時間を費やすのはほどほどにしておく。
今日は室内作業の仕上げをする日だ。天気は良いがひたすら机に向かっていた。





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