準備整う

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「虫の目レンズ」を低視点で使えるよう、工作してみた。
と、いうことはすでに先日、書いたことだが、、、、。

さて、その低視点化のアイデアの中に、私のオリジナリティは何も無い。
肝心なのはこのような「低視点型虫の目レンズ」が、どのような撮影場面で活かせるかであろう。
私の場合だと、これから作る本のどの頁に、その写真が活かせるだろうか、と問われるべきなのである。
た だしそうは言っても、私が今回作った「低視点型虫の目レンズ」について、私なりの現状報告はしておくべきかと思う。それが、工作のアイデアを参考にさせて いただいた多くの方々への礼儀かとも思う。その方々の氏名やハンドルネームは省略させていただくことをお許し願いたい。

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今 回作った「低視点型虫の目レンズ」は上の写真のごとく、カメラの受像素子面に対して45度上を向いている。これによって、例えばレンズ先端部が地面に横た わるギリギリの姿勢がとれ、しかも撮影者は無理な姿勢を強いられることなく、地上に這いつくばる虫を真横から捉えることができるわけである。

 45度に光路を曲げるには、プリズムを一個使っている。そのプリズムは、Nikonのレンズスコープコンバーターを解体して取り出したもの。このコンバーターは長らく使用しておらず、ほぼ無用の長物となっていたので、全く躊躇することなく解体できた。
このコンバーターでは、二つ抱き合わせになっているプリズムのうち、ダハプリズムをはずせば良く、そうするとプリズムホルダーがそのまま流用できるので、工作の手間もかなり省ける。

さて、低視点化すると光源ストロボの発光位置も工夫しなければならない。でないと、光がうまく回らなかったり、光源そのものが画面に写り込んでしまうこともあるからだ。

で、ストロボ発光部の固定シューも別途、作った。

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写真を見ればわかるように、拡大レンズの先端部から少し後ろの位置に発光部が固定できるようになった。この固定シューは、ペンタックス645のレンズ後ろ蓋をくり抜き細工したもの。固定シューのリングが回転しないよう、4ミリの締め付けネジも設えた。

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「低視点型虫の目レンズ」の工作で、私独自の工夫があるとすれば、ストロボ発光部の固定シューくらいだと思う。
「直視型虫の目レンズ」はこれまで使ってきたものだが、プリズム部がないので光路長に余裕がある。そのためレンズ鏡筒部はヘリコイドとなっており、レンズの前後微動が可能となっている。そのヘリコイドは、アングルファインダーを解体して流用したもの。
ま、有りものを利用すると言えば聞こえはいいが、、、、、これまでに、いかに無駄な買い物をしてきたことかと反省しつつ、でもそれが今になって活用できているのであるから、結局、無駄も相殺できたと、弁解しておこう。



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