今日は三股町教育委員会 生涯学習係からの依頼で、講演を行ってきた。
題目は『昆虫採集を通した自然体験』。
聴講なさったのはおおむね60歳以上の年配の方々。男性はお二人だけで50数名の残りの方は皆さん女性。
題目は『昆虫採集を通した自然体験』。
聴講なさったのはおおむね60歳以上の年配の方々。男性はお二人だけで50数名の残りの方は皆さん女性。
聞くまでもないと思ったが、「皆さんのなかで虫が、好き!という方はいらしゃいますか?」の質問に挙手は無く、とんでもない!と言うどよめきと同時に、ほぼ全員の方が首を振って答えてくれた。
まずは、これでお話もし易くなったな、と思った。虫にたいして若干の偏見や嫌悪感などある方のほうが、むしろやりがいを感じるからだ。
昆虫採集の話題だったので、ちょうど昨年の暮れに読んだばかりの
『虫捕る子どもだけが生き残る』(養老孟司/池田清彦/奥本大三郎)小学館101新書、という本のことを少しだけ紹介した。ちょっと過激なタイトルではあるが、本書の内容はこれまで対談者の方達がいろんな書物などで主張してきた内容に沿っている。テンポが良く、なかなか楽しく一気に読み切れる。
で、今日は私の捕虫網なども用意して実演も交え、虫捕りとはどういうことか?昆虫採集ってほんとはどういうことか、を丁寧に説明してみた。昆虫採集に対して抱かれる世の中の多くの偏見を指摘して理解していただくためにも。
後半は液晶プロジェクターで写真を観ていただきながら、お話を聞いていただいたが、写真は100カット程度を用意しておいた。写真は全て三股町内で撮影したものだ。
お話のなかでは「皆さんはどう思われますか?」とか「さて、これは何だと思いますか?」など
問 いかけも少し取り入れてみたが、話によくのっていただき、1時間半の講演はあっという間に終了した。今日はびったしの時間で納まったので、自分でも満足で きた。今回もメモ書きも何も用意してなかったが、聴講なさる方々の年齢層などに応じて、ようやく自分もうまく話を組めるようになったなあ、と感じたしだ い。
さて、今日の写真は午後5時頃の霧島山と空の様子。
今朝も氷点下の冷え込みで、庭の手水には氷が張っていた。
犬の散歩で田上地区内の「田の神」さまを訪れてみた。
ここの傍にはオオバイボタの生け垣があって、シーズンともなればイボタガの幼虫や成虫に出会えるのではないか、と期待に胸をふくらませるのだが、、、、、、、、。
再来週にはまた講演が控えている。
今度も講演場所は三股町町内。聴講なさる年齢層も今回とは違うので、話の進め方や内容、写真の選択にも少し調整が必要だろう。
このところ毎晩、毎朝のように、フクロウの鳴き声が聞こえてくるようになった。
このブログ記事を書いている午後8時50分現在も、私の部屋にはフクロウの鳴き声だけが届いてくる。ほんとうに静かだ。
うちの林にも巣箱を掛ければ、フクロウが営巣してくれるだろうか?