こんどの日曜日(2月8日)、午後7時半~、NHK総合テレビの科学番組で、
「熱烈!メスから求愛 イワヒバリ」(ダーウィンが来た!生きもの新伝説)
が、放映される。興味ある方は是非、ご覧下さい。
この番組の撮影をしたのは、私の友人である平野伸明さんが主宰する「つばめプロ」。
撮影カメラマンは若手の野沢耕治さん。
清瀬にいたころは、何度もお会いしたし、フィールドも一緒に歩いたことがある野沢さんは、長身で細面の男前。これからの活躍も期待される。
「つばめプロ」には女性で鳥の研究者の若い新人スタッフもいらっしゃる。
昨年の暮れに、平野さんはじめ「つばめプロ」のスタッフの方々とささやかな飲み会があったけれど、皆さん生きものの映像作りに込める情熱に満ちていた。
私はいつも一人で仕事をしているから、こういったチームで仕事をこなす方々がうらやましく映ることもある。もっとも、私は一人でいるのが好きだから、うらやましい、と言っても一過性のことだろうが。
じつはイワヒバリの撮影談は、「つばめプロ」さんのブログでも以前からよく拝見していた。高い山岳地帯の山小屋に滞在しながらの撮影は、たいへんな苦労があったことと思う。
実際、私は何度か平野さんから現場の様子などをじかに聞いていたのだが、昆虫写真家の私などには考えられないような苦労が数々あったようだ。
もっとも番組の映像を見ているぶんには、そうした撮影の裏方の苦労や失敗などはほとんど垣間見ることはできないだろう。きっと綺麗で憧れるような自然風景に満ちているはずだ。
そして、イワヒバリのふしぎで驚くような生活の場面がきっちりと捉えられていることだろう。
イワヒバリという鳥はアルプスの高地に棲んでいる、くらいの知識しかない私としては、今からその生態の映像を見るのがとても楽しみであり、ワクワクする。