今回は一気に東北へと北上。
私が牡鹿半島の沖合いにある金華山を初めて訪れた理由とは、
その奇妙な植物相とシカの関係を見ておきたかったからである。
3月に出掛けたのも、島内の見通しの良い時期を選らんだわけであり、
昆虫の撮影は二の次であった。
地図を広げてみれば、東京から金華山まではずいぶんと離れている。
車での遠距離走行を躊躇って、仙台まで新幹線で赴き、そこでレンタカーに乗り継いで牡鹿半島へと
向かったのは、2001年のことだった。
(写真は2003年、10月に撮影した、金華山)
私が牡鹿半島の沖合いにある金華山を初めて訪れた理由とは、
その奇妙な植物相とシカの関係を見ておきたかったからである。
3月に出掛けたのも、島内の見通しの良い時期を選らんだわけであり、
昆虫の撮影は二の次であった。
地図を広げてみれば、東京から金華山まではずいぶんと離れている。
車での遠距離走行を躊躇って、仙台まで新幹線で赴き、そこでレンタカーに乗り継いで牡鹿半島へと
向かったのは、2001年のことだった。
(写真は2003年、10月に撮影した、金華山)
金華山にはこれまでに数回、季節を違えて通っている。
最初は長距離運転を躊躇したが、2回目からは車で行くようになった。
やはり撮影機材など余裕をもって積めることと、経費的にも安上がるからだ。
一度往復してみると慣れてはきたが、東京からだとやはり遠いことには変わりない。
さて、金華山の植物相はたしかに異様である。
その様子は島の港に近づく船上から、すでにはっきりと窺える。
大きなブナが疎らに林立し、林床下がやけに明るい。
つまり下草や低木層がきわめて貧弱なのだ。
その主たる原因とは、昔から放たれたシカの食害が大きく関わる。
さてさて、本題のオオセンチコガネ。
金華山にはシカがたくさん棲んでいるがゆえ、オオセンチコガネをはじめとして、
糞虫類の数も種類も多い。
島内には金華山神社があり、ここへ参拝する人の数もまた年間を通じてかなり多い。
そのためであろう、参道を歩いていると参拝者が知らず知らずに踏み潰してしまったオオセンチコガネの死骸もよく見かける。
オオセンチコガネは探すまでもなく、船着場からほど近い神社境内に多い。
もちろん島内全域に生息しているが、密度が高いのはシカが多く集まる神社境内ということになるのだろう。
メタリックな輝きを放つオオセンチコガネに出遭うたびに思わず跪いて、カメラを向けてしまう。
シカの糞に集まり、そして糞を餌にするのがオオセンチコガネ。
しかし、その宝石のような姿は、思わず手にとってみたくなる。
すると、指と指の間に潜り込もうとするその力強さには驚くばかりだ。
糞虫はオオセンチコガネだけではない。
こちらは立派なツノをもった、ゴホンダイコクコガネのオス。
本種は地下の育児室内に糞球を数個貯え、子育てをすることでよく知られている。
金華山の続きは、また明日ということで、、、、、、、、、、。
最初は長距離運転を躊躇したが、2回目からは車で行くようになった。
やはり撮影機材など余裕をもって積めることと、経費的にも安上がるからだ。
一度往復してみると慣れてはきたが、東京からだとやはり遠いことには変わりない。
さて、金華山の植物相はたしかに異様である。
その様子は島の港に近づく船上から、すでにはっきりと窺える。
大きなブナが疎らに林立し、林床下がやけに明るい。
つまり下草や低木層がきわめて貧弱なのだ。
その主たる原因とは、昔から放たれたシカの食害が大きく関わる。
さてさて、本題のオオセンチコガネ。
金華山にはシカがたくさん棲んでいるがゆえ、オオセンチコガネをはじめとして、
糞虫類の数も種類も多い。
島内には金華山神社があり、ここへ参拝する人の数もまた年間を通じてかなり多い。
そのためであろう、参道を歩いていると参拝者が知らず知らずに踏み潰してしまったオオセンチコガネの死骸もよく見かける。
オオセンチコガネは探すまでもなく、船着場からほど近い神社境内に多い。
もちろん島内全域に生息しているが、密度が高いのはシカが多く集まる神社境内ということになるのだろう。
メタリックな輝きを放つオオセンチコガネに出遭うたびに思わず跪いて、カメラを向けてしまう。
シカの糞に集まり、そして糞を餌にするのがオオセンチコガネ。
しかし、その宝石のような姿は、思わず手にとってみたくなる。
すると、指と指の間に潜り込もうとするその力強さには驚くばかりだ。
糞虫はオオセンチコガネだけではない。
こちらは立派なツノをもった、ゴホンダイコクコガネのオス。
本種は地下の育児室内に糞球を数個貯え、子育てをすることでよく知られている。
金華山の続きは、また明日ということで、、、、、、、、、、。