昨日の記事から、自動更新をしている。
このようなやり方は好まないが、事情あってしばらくパソコン環境から離れてしまう。
ならばブログ更新も休止すればよいようなものだが、
これまで紹介してこなかった内容の記事をこの機会に取り上げることにしてみた。
今回から数回は、八重山諸島の石垣島で撮影した写真から。
写真は、2003年、7月に撮影。アダンに潜むヤエヤマツダナナフシ。
このようなやり方は好まないが、事情あってしばらくパソコン環境から離れてしまう。
ならばブログ更新も休止すればよいようなものだが、
これまで紹介してこなかった内容の記事をこの機会に取り上げることにしてみた。
今回から数回は、八重山諸島の石垣島で撮影した写真から。
写真は、2003年、7月に撮影。アダンに潜むヤエヤマツダナナフシ。
八重山諸島に初めて渡島したのは、
1991年の10月だった。
私は、まだ発見されて間も無いヤエヤマツダナナフシを撮影したくて、その思い一つに駆られたのであった。
たいへん絞り込んだ狙いと言えば聞こえは良いが、そのような視野の狭い行動をとったあたりが、いかにも自分らしいとも言える。
もちろん、亜熱帯の自然への憧れもあった。
しかし、初めて足を踏み入れた西表島では、ヤエヤマツダナナフシを1匹たりと見ることはできなかった。
私がそのころ得ていた情報とは、ヤエヤマツダナナフシの最初の発見地が高那であること。
それと食樹がアダンであること、くらいだった。
今思えば、その情報だけで探し回るというのは、いかにも無謀であった。
アダンは、西表島のいたる所に群生している。
にも関わらず、ヤエヤマツダナナフシの生息ポイントは、極めて局所的であることを知ったのは、それから数年後のことだった。
しかも、西表島滞在5日間のうち、晴れ間が出たのは半日だけ。
他は曇っているか、雨続きだった。
せめて副産物として、亜熱帯の昆虫たちを満喫できるかと思えば、それさえ不完全燃焼に終わったのである。
一方で、昆虫写真家の先輩、藤丸篤夫さんは、ねらっていたわけでもなく、偶然にもヤエヤマツダナナフシを撮影できたとは、あとで聞いた話し。
そういう運の良い方もいるのだ。いや、もちろん藤丸さんの豊かな経験あっての幸運であろうとは思う。
で、1991年の大失敗からなんと11年も後の2002年、5月。
ついにようやくにして、ヤエヤマツダナナフシを撮影できた。場所は石垣島。
時期が早かったせいで、一匹だけ見つかった個体は、まだ幼虫であった。
ヤエヤマツダナナフシの幼虫は、アダンの葉の付け根奥深くに潜んでいた。
幼虫とはいえその大きさ、そして色形、まさに憧れの昆虫にふさわしい風体だ。
手にとってみると、ミントのような匂いのする汁を出した。
じつは、石垣島にも生息しているだろうと推測して、1995年、1999年と
2度ほど探したことがある。
もうそのころには、本種以外の昆虫が主な目的だったが、
しつこくヤエヤマツダナナフシ探しも続けていた。
ただし、石垣島での生息数は少なく、生息場所もきわめて限られているようだ。
どうしてもヤエヤマツダナナフシの成虫を見ておきたい。
そこで2003年の夏、またもや石垣島を訪れた。
そして一年前と同じ場所で、ついにその念願を果たすことができた。
1991年の10月だった。
私は、まだ発見されて間も無いヤエヤマツダナナフシを撮影したくて、その思い一つに駆られたのであった。
たいへん絞り込んだ狙いと言えば聞こえは良いが、そのような視野の狭い行動をとったあたりが、いかにも自分らしいとも言える。
もちろん、亜熱帯の自然への憧れもあった。
しかし、初めて足を踏み入れた西表島では、ヤエヤマツダナナフシを1匹たりと見ることはできなかった。
私がそのころ得ていた情報とは、ヤエヤマツダナナフシの最初の発見地が高那であること。
それと食樹がアダンであること、くらいだった。
今思えば、その情報だけで探し回るというのは、いかにも無謀であった。
アダンは、西表島のいたる所に群生している。
にも関わらず、ヤエヤマツダナナフシの生息ポイントは、極めて局所的であることを知ったのは、それから数年後のことだった。
しかも、西表島滞在5日間のうち、晴れ間が出たのは半日だけ。
他は曇っているか、雨続きだった。
せめて副産物として、亜熱帯の昆虫たちを満喫できるかと思えば、それさえ不完全燃焼に終わったのである。
一方で、昆虫写真家の先輩、藤丸篤夫さんは、ねらっていたわけでもなく、偶然にもヤエヤマツダナナフシを撮影できたとは、あとで聞いた話し。
そういう運の良い方もいるのだ。いや、もちろん藤丸さんの豊かな経験あっての幸運であろうとは思う。
で、1991年の大失敗からなんと11年も後の2002年、5月。
ついにようやくにして、ヤエヤマツダナナフシを撮影できた。場所は石垣島。
時期が早かったせいで、一匹だけ見つかった個体は、まだ幼虫であった。
ヤエヤマツダナナフシの幼虫は、アダンの葉の付け根奥深くに潜んでいた。
幼虫とはいえその大きさ、そして色形、まさに憧れの昆虫にふさわしい風体だ。
手にとってみると、ミントのような匂いのする汁を出した。
じつは、石垣島にも生息しているだろうと推測して、1995年、1999年と
2度ほど探したことがある。
もうそのころには、本種以外の昆虫が主な目的だったが、
しつこくヤエヤマツダナナフシ探しも続けていた。
ただし、石垣島での生息数は少なく、生息場所もきわめて限られているようだ。
どうしてもヤエヤマツダナナフシの成虫を見ておきたい。
そこで2003年の夏、またもや石垣島を訪れた。
そして一年前と同じ場所で、ついにその念願を果たすことができた。