初めて見るシャクトリムシ(シャクガ類の幼虫)は、イネ科の花穂で食事中のようであった。
特徴のある色紋様をまとっているが、
本種の名前調べはまだ進んでいない。体長は1センチあるかないか。
すぐ隣にはノイバラがあって、私は最初、ケブカチョッキリの姿を探していたのだ。
ケブカチョッキリのしわざでノイバラの新梢部分があちこち茶色に萎れている。
その萎れた所で、さきのシャクトリムシと同種の2匹目が見つかった。
おお!こちらはなんとも見事な隠れ技ではないか。
自分の落ち着くべき場所をピタリと見つける、そこが不思議である。
などと眺めているうちに、いつのまに忍び寄ったのか、
最初に見つけた一匹目がムカデに捕らえられていた。
捕獲されたシャクトリムシもおとなしくはしていない。体を激しくねらせ抵抗する。
人でも咬まれると痛いムカデの攻撃だが、シャクトリムシは意外と長く暴れていた。
それに手を焼くかのごとく、ムカデは獲物を抱えたまま急いで歩き始めた。
どうやらしっかりした足場を確保するためではないだろうか。
ノイバラの葉上に移動してから、おとなしくなった獲物を抱え込んで食事にとりかかった。
シャクトリムシの体は強靭なアゴでもみ潰され、あれよと言う間に肉団子と化していった。
体液を吸い尽くされ小さくなった肉団子から、腸内の排泄物がかたまりとなって残り、
そのかたまりは、ポイッと捨てられてしまった。
なんともあっけない食事だったが、ムカデはなお空腹なのか次の獲物を求めて
ノイバラのジャングルに潜り込んで消えていった。
( 写真/ E-3 ズイコーデジタル35ミリマクロ+2倍テレコン )
特徴のある色紋様をまとっているが、
本種の名前調べはまだ進んでいない。体長は1センチあるかないか。
すぐ隣にはノイバラがあって、私は最初、ケブカチョッキリの姿を探していたのだ。
ケブカチョッキリのしわざでノイバラの新梢部分があちこち茶色に萎れている。
その萎れた所で、さきのシャクトリムシと同種の2匹目が見つかった。
おお!こちらはなんとも見事な隠れ技ではないか。
自分の落ち着くべき場所をピタリと見つける、そこが不思議である。
などと眺めているうちに、いつのまに忍び寄ったのか、
最初に見つけた一匹目がムカデに捕らえられていた。
捕獲されたシャクトリムシもおとなしくはしていない。体を激しくねらせ抵抗する。
人でも咬まれると痛いムカデの攻撃だが、シャクトリムシは意外と長く暴れていた。
それに手を焼くかのごとく、ムカデは獲物を抱えたまま急いで歩き始めた。
どうやらしっかりした足場を確保するためではないだろうか。
ノイバラの葉上に移動してから、おとなしくなった獲物を抱え込んで食事にとりかかった。
シャクトリムシの体は強靭なアゴでもみ潰され、あれよと言う間に肉団子と化していった。
体液を吸い尽くされ小さくなった肉団子から、腸内の排泄物がかたまりとなって残り、
そのかたまりは、ポイッと捨てられてしまった。
なんともあっけない食事だったが、ムカデはなお空腹なのか次の獲物を求めて
ノイバラのジャングルに潜り込んで消えていった。
( 写真/ E-3 ズイコーデジタル35ミリマクロ+2倍テレコン )