ねぐら

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昨日の夕方、庭の小さなクヌギの木でねぐらに入ったハンミョウ↓。

X3080158.jpgハンミョウはよく、こんな目立つ場所でいいのだろうか、と心配したくなるような

ねぐらを選ぶことがある。

今朝になって覗いてみれば、まだ目覚めていないようだった。

X3090168.jpg朝早く、といっても午前7時少し前。

集落のおばあちゃんが、うちを訪れた。

長い杖をついている。うちまではけっこうな距離があるはずだ。

昨日のこと、このおばあちゃんはうちのすぐ傍にあるクヌギ林の下刈りをなさっていた。

おばあちゃんは、草払い機の予備燃料を置き忘れてしまったので、

うちで混合ガソリンをわけてあげた。しかし、その量はほんのわずかで済んだ。

なのにガソリンのお金を払うからと、わざわざ遠くから歩いてきてくれたのだ。

お金は受け取れないと拒む私の胸ポケットに、

おばあちゃんはティッシュで包んだお金をねじ込んだ。昔懐かしい、おひねり だ。

お子さんにお菓子をと、これまたビニール袋の包みまでもらってしまった。

おばあちゃんのクヌギ林はまだ若木ばかりだが、スカシバ類の幼虫の食害が多く、

そこから樹液が良く出ている。なので、この林は私にとって大事な観察場所でもある。

前々からこの林の手入れが滞ることが気になってはいた。

できれば私の手で下刈りや枝払いをしてあげたい、そう思ってきたのだが、

今朝はその申し出をしてみた。すんなり、それではお願いします、

なんてことにならないのはわかっていたが、

いづれ作業をやらせてもらおうという思いに変わりは無い。

昨日はおばあちゃんから、近所の昔の様子や、集落のことなど、

いろいろとお話しを伺えて、楽しかった。

もっとおなじみになって、林の手入れをまかせてもらえるようになりたいと思う。




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