先日、うちの林のクヌギ4本を切り倒した。
一番大きなクヌギは根元径で約30センチ、他はそれ以下である。
一本目はチェンソーを使ってみたが、2本目からは手引き鋸を使った。
手引き鋸で切ったほうが早く済み、切断面も綺麗だった。チェンソーはきちんと整備していな
いせいもあってかえって時間が掛かり、それと切断面が焦げてしまう。
一番大きなクヌギは写真のごとく建物の方へと倒れた。枝の張り具合からくる重
量バランスからこうなることは予想できたのだが、枝の頂上は雨樋に触れてしま
い、ヒヤヒヤした。そこまでの樹高はないだろうと目測していたのだが、、、、、、。
アサガオの棚も壊れてしまったが、建物への被害はなかった。
倒れる瞬間はペキ、ペキ、ぺキと数回音がして、一瞬だった。
ほんとうは斜面林の方へ倒すつもりだったが、そのためには斜面側にロープを張
っておく必要があった。
思いついてすぐにホームセンターで買ってきた手曲がり鋸。よく切れる。
山仕事の道具はもっと時間をかけて慎重に選ぶべきだろう。近所のホームセンターでは
品数は限られていて、選択の余地がなかった。
林内の3本はどれも枝張りが悪く、見るからに病弱であった。切り倒すのは簡単
だった。伐採したあとに樹液が滲み出て、ヒメジャノメ、クロヒカゲ、カナブン、ムナ
ビロオオキスイ(『樹液に集まる昆虫ハンドブック』森上信夫さん著を参照)、
ヨツボシケシキスイなどが集まっていた。
切り口が綺麗でないため年輪の計測は正確ではないが、一番大きかったクヌギの年輪を調
べてみると、約22年とわかった。年輪の計測ソフトというのもあるようだが、これを活用する
には綺麗な画像が必要だろうと思う。
今住んでいる我が家が建ったのは14年前のこと。
クヌギはそれより8年前に植えられた計算になる。家が建つ前の地主の方が最近わかった
ので、クヌギを植えた当時のことなど詳しい話を聞けるかもしれない。
現在、うちの土地の周辺にクヌギ林はわずかしかなく、ほとんどがスギの植林になっている
が、以前はクヌギ林が多く、ミヤマクワガタもよく採集できたと聞いたことがある。
20年からそれ以前の当時の様子を知りたいと思う。
うちの林の整備は順調とはいえないが、少しづつ進めてきた。まったく手付かずの領域は
広くあり、ササ藪となって立ち入ることも困難な状態だ。
土地全体の植生や景観をこれからどう形造っていくのか、昔の様子なども参考にして考えて
みたい。もっとも、林の整備が進んだとしても、そのころにはもう、私は立派な老人になって
いるだろう。
( 写真上/ E-620 ZUIKO D 8ミリ魚眼 )
(写真中下/ E-P1 M.ZUIKO D 17ミリ )
一番大きなクヌギは根元径で約30センチ、他はそれ以下である。
一本目はチェンソーを使ってみたが、2本目からは手引き鋸を使った。
手引き鋸で切ったほうが早く済み、切断面も綺麗だった。チェンソーはきちんと整備していな
いせいもあってかえって時間が掛かり、それと切断面が焦げてしまう。
一番大きなクヌギは写真のごとく建物の方へと倒れた。枝の張り具合からくる重
量バランスからこうなることは予想できたのだが、枝の頂上は雨樋に触れてしま
い、ヒヤヒヤした。そこまでの樹高はないだろうと目測していたのだが、、、、、、。
アサガオの棚も壊れてしまったが、建物への被害はなかった。
倒れる瞬間はペキ、ペキ、ぺキと数回音がして、一瞬だった。
ほんとうは斜面林の方へ倒すつもりだったが、そのためには斜面側にロープを張
っておく必要があった。
思いついてすぐにホームセンターで買ってきた手曲がり鋸。よく切れる。
山仕事の道具はもっと時間をかけて慎重に選ぶべきだろう。近所のホームセンターでは
品数は限られていて、選択の余地がなかった。
林内の3本はどれも枝張りが悪く、見るからに病弱であった。切り倒すのは簡単
だった。伐採したあとに樹液が滲み出て、ヒメジャノメ、クロヒカゲ、カナブン、ムナ
ビロオオキスイ(『樹液に集まる昆虫ハンドブック』森上信夫さん著を参照)、
ヨツボシケシキスイなどが集まっていた。
切り口が綺麗でないため年輪の計測は正確ではないが、一番大きかったクヌギの年輪を調
べてみると、約22年とわかった。年輪の計測ソフトというのもあるようだが、これを活用する
には綺麗な画像が必要だろうと思う。
今住んでいる我が家が建ったのは14年前のこと。
クヌギはそれより8年前に植えられた計算になる。家が建つ前の地主の方が最近わかった
ので、クヌギを植えた当時のことなど詳しい話を聞けるかもしれない。
現在、うちの土地の周辺にクヌギ林はわずかしかなく、ほとんどがスギの植林になっている
が、以前はクヌギ林が多く、ミヤマクワガタもよく採集できたと聞いたことがある。
20年からそれ以前の当時の様子を知りたいと思う。
うちの林の整備は順調とはいえないが、少しづつ進めてきた。まったく手付かずの領域は
広くあり、ササ藪となって立ち入ることも困難な状態だ。
土地全体の植生や景観をこれからどう形造っていくのか、昔の様子なども参考にして考えて
みたい。もっとも、林の整備が進んだとしても、そのころにはもう、私は立派な老人になって
いるだろう。
( 写真上/ E-620 ZUIKO D 8ミリ魚眼 )
(写真中下/ E-P1 M.ZUIKO D 17ミリ )