庭の虫、観察

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いよいよお尻に火がつき始めた。

部屋にこもって、写真データやポジ写真を引っ掻き回す時間に忙殺されている。

とは言っても、庭や林の手入れなど、まったく捨て置くわけにもいかないので、

小刻みに時間を割いて、そういう作業も行いながら、犬の散歩なども手短に済ませる。

データ転送など、ちょっとした空き時間に、敷地内を歩いてみるのも気分転換になる。

さて、玄関先の草地ではマダラバッタが。こやつは低く敏捷に飛ぶ。

JX0911055.jpg反対側のススキ原にはコカマキリがいた。

コカマキリを摘んでみようとすると、ポロリと落ちて、死にまねをする。

JX0911224.jpg前脚を体にぴったり畳んで、でんぐり返る。中脚、後ろ脚まで、全部を畳めば、もっと

完璧なのだが、どうやらこの個体は何度やってもここまでの芝居?しかできない。

ヒメカマキリだと、ピョン!とわざとらしくでんぐり返って、脚をすべてピッタリ縮める。

ヒメカマキリの演技力はたいしたものだが、カマキリ目で死にまねする種類はヒメカマキリと

このコカマキリのみではないだろうか。ヒナカマキリはどうだったか?

コカマキリの死にまねを見届けてから、千日紅の花壇を眺めていたら、

なんと、ルリウラナミシジミのメスが吸蜜していた。

JX0911242.jpgルリウラナミシジミは本来、八重山諸島が定着北限だが、今年の秋は鹿児島県から宮崎県

にかけてかなり広く、発生しているようだ。日南海岸の方へ出向けば、けっこうたくさん

見られると聞いていたが、うちの庭にまで飛来するからには、三股町や都城市にもすでに

広がっているのだろう。

夕方の犬の散歩も省くわけにはいかない。

午後5時になれば、犬は散歩に連れていけとばかりに切なく吠え出す。

空を見上げれば、鱗雲が綺麗だった。

近所の柿の木には、ときにカラス軍団がやって来る。

その様子を撮影しておきたいが、これはなかなか難しい。

遠く離れて狙う場所がないからだ。つまり接近するしかない。

それでは当然だが、たちまち警戒されあっという間に飛び去ってしまう。

JX0911371.jpg
( 写真上3枚/ E-620 ZUIKO D 50ミリマクロ+2倍テレコン、

 ストロボ、サンパックB3000S使用 )

( 写真下のみ/ E-620 ZUIKO D 50ミリマクロ )


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