動かぬビーバー、動かぬ虫

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午前5時45分、草刈り機(ビーバー)を車に積み込んで出発。

今日は梶山小学校、学校林の下草刈り作業。春と秋の、2回行う。

外の空気はとても冷たい。集会場に集合した皆さんは、寒そうに腕を組んでいる。

さすがに半袖の格好は私一人だけだ。

いざ、山に登ってから草刈り機が始動しない。焦る。

バッテリーの電圧が低いのだ。エンジンは、クスン!と一声上げるだけでびくともしない。

この間充電したばかりだから、どうやら電池の寿命が尽きたのだろう。

急いで山を下り、鎌を取って戻る。上り下りだけでも息が切れる。

下刈り作業は予定よりか早めに終了。

うちに戻って、洗濯、台所の洗い物を済ませ、犬の散歩に出る。

ハンミョウが目の高さのササの葉で、まだ眠っていた。

JX1113331.jpgハンミョウの体には夜露が付いている。日陰だから目覚めも遅い。



そういえば、昨日の夕方。

ねぐらについた、キタテハを見た。

JX1012176.jpg場所は、肥育用トウモロコシ畑の端っこである。

JX1012225.jpgキタテハは枯れた部分をあえて選んで止まったのだろうか?

数歩進んだところで、タテハモドキも見つけた。綺麗な秋型だ。

JX1012334.jpgキタテハは、葉っぱの下側にぶら下がる傾向が強いが、

タテハモドキは葉っぱの上でも下でもと、止まり場へのこだわりは少ないように感じる。

だから、ねぐらについた姿は、タテハモドキの方がよく目につく。

昨日、私を呼び止めたおじいちゃんが言っていたチョウを、

私が「タテハモドキですね。」ときっぱり断定したのは、そういう理由からだった。


飼い犬のチョロが口をつけようとして、躊躇したのはオオスズメバチの死骸だった。

やはり、ヤバイ!!とか、感じたのだろうか。

JX1112832.jpgこのオオスズメバチは寿命が尽きて死んだのか、それとも事故死だろうか?

手にとって眺めてみたが、外傷はどこにも見当たらない。

オオスズメバチとしては、小柄な体である。もっとよく見ておきたいので、持ち帰った。


チョロはバッタ類をとても好んで食べる。

エンマコオロギ、トノサマバッタ、ショウリョウバッタ、タイワンクツワムシなどは、

クチャクチャクチャと、満足そうに平らげる。

味に好みがあるのだろうか、イナゴ類は食べない。ツチイナゴも食べない。

カマキリも避ける。避けるけれど、食べることもある。元気なカマキリが苦手なようだ。

弱ったカマキリなら食べる。

スズメバチを避けるのはなぜか?そもそも犬の視覚に、ハチの警告色など区別できるの

だろうか?


( 写真全て/  E-620 ZUIKO D 50ミリマクロ )



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