朝は仕事に取り掛かる前に、草刈りなど少し庭の手入れをする。
毎日ではないが、こうして小刻みでもやっておかないと、
庭や敷地はすぐに荒れ放題となる。荒れる、といってもそれはどう認識するかで、
人それぞれではあるけれど、、、、。
さて、今夏はさまざまな昆虫観察ができた庭の小さなクヌギ。
人の背丈ほどになったが、まだヒョロヒョロの幼木である。
枝がいびつに伸びているので、思い切って剪定してみた。
根元ではコウモリガの羽化殻が残っていた。
バッサバッサ切り落としていた枝には、でっかい芋虫が2匹ついていた。
独特のポーズは、まるでお祈りしているようだ。
この芋虫はスズメガ科のクチバスズメ幼虫。お尻に生えた槍のような突起も特徴の一つ。
手にとってみたが、これはまだ小さいほうだ。
クヌギの葉をモリモリ食って、さらに大きく成長する。
成熟した幼虫はけっこうでっかい芋虫となる。体長は10センチを超えるだろう。
さて、本種を眺めていて、漫画「とりぱん」に登場していた一コマを思い出した。
「とりぱん」第3巻の18ページ、「イキのいい奴」に描かれている芋虫の絵は、
あきらかにスズメガ科の幼虫であろう。お尻に槍のような尻尾までついている。
しかし、作者はこれを「ヤママユガの幼虫」とし、さらに昔テグスをとったことから
「別名、てんぐす」とも言うと付け加えている。
で、19ページの「バクチク」という4コマでは、
クリの木から、問題の幼虫がボタ、ボタと落ちる様子も描かれている。
クリの木で大発生する幼虫、そして昔、テグスをとった、という話の内容からすれば、
問題の幼虫はヤママユガではなく、クスサンの幼虫であろうと思われる。
それと漫画のなかでは、幼虫の体長が約15センチとあるが、ヤママユガも
クスサンもそれほどまで大きくはない。幼虫は体が伸びるからけっこう長くなるが、
それでも15センチというのは、ちょっと大き過ぎる。
ところが、クチバスズメ幼虫の成熟幼虫なら、体をグイ~んと伸ばせば15センチには
なると思う。
「とりぱん」を読んでいて、このヤママユガ幼虫の話ではズッコケてしまった。
あえて創作したのか、勘違いがあるのか?そこのところは、ようわからない。
霧島山は今日もよく眺望できた。
( 写真上、中/ E-620 ZUIKO D 35ミリマクロ+1.4倍テレコン )
( 写真下/ E-620 ZUIKO D 50-200ミリズーム )
毎日ではないが、こうして小刻みでもやっておかないと、
庭や敷地はすぐに荒れ放題となる。荒れる、といってもそれはどう認識するかで、
人それぞれではあるけれど、、、、。
さて、今夏はさまざまな昆虫観察ができた庭の小さなクヌギ。
人の背丈ほどになったが、まだヒョロヒョロの幼木である。
枝がいびつに伸びているので、思い切って剪定してみた。
根元ではコウモリガの羽化殻が残っていた。
バッサバッサ切り落としていた枝には、でっかい芋虫が2匹ついていた。
独特のポーズは、まるでお祈りしているようだ。
この芋虫はスズメガ科のクチバスズメ幼虫。お尻に生えた槍のような突起も特徴の一つ。
手にとってみたが、これはまだ小さいほうだ。
クヌギの葉をモリモリ食って、さらに大きく成長する。
成熟した幼虫はけっこうでっかい芋虫となる。体長は10センチを超えるだろう。
さて、本種を眺めていて、漫画「とりぱん」に登場していた一コマを思い出した。
「とりぱん」第3巻の18ページ、「イキのいい奴」に描かれている芋虫の絵は、
あきらかにスズメガ科の幼虫であろう。お尻に槍のような尻尾までついている。
しかし、作者はこれを「ヤママユガの幼虫」とし、さらに昔テグスをとったことから
「別名、てんぐす」とも言うと付け加えている。
で、19ページの「バクチク」という4コマでは、
クリの木から、問題の幼虫がボタ、ボタと落ちる様子も描かれている。
クリの木で大発生する幼虫、そして昔、テグスをとった、という話の内容からすれば、
問題の幼虫はヤママユガではなく、クスサンの幼虫であろうと思われる。
それと漫画のなかでは、幼虫の体長が約15センチとあるが、ヤママユガも
クスサンもそれほどまで大きくはない。幼虫は体が伸びるからけっこう長くなるが、
それでも15センチというのは、ちょっと大き過ぎる。
ところが、クチバスズメ幼虫の成熟幼虫なら、体をグイ~んと伸ばせば15センチには
なると思う。
「とりぱん」を読んでいて、このヤママユガ幼虫の話ではズッコケてしまった。
あえて創作したのか、勘違いがあるのか?そこのところは、ようわからない。
霧島山は今日もよく眺望できた。
( 写真上、中/ E-620 ZUIKO D 35ミリマクロ+1.4倍テレコン )
( 写真下/ E-620 ZUIKO D 50-200ミリズーム )