紅茶の効用

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もう一週間も前になる。

出窓下の家壁にタテハモドキが潜りこんだのを目撃したのは。

東向きの出窓下にはすでにハラビロカマキリの卵のうが付いていた。

その卵のうを意識したかのように、タテハモドキは落ち着いた。

おそらくその日のねぐらになるのだろうと思って見ていた。

ところがその日から今日に至るまで、タテハモドキはまったく動いていない。

IMG_04122.jpgたいして寒いというほどでもないこの頃の天候だが、タテハモドキは軽い休眠状態

に入っているのだろう。

出窓の庇が窮屈で、通常のレンズでは撮影しづらい。そこで先端が細い

超深度レンズを使って撮影してみた。狭い空間では先細りのレンズが好都合だ。

ついでに庭や林を見回ってみれば、ヒメクダマキモドキのメスがイチョウの幹に

止まっていた。本種はまだ終令幼虫も同時に見られる。

間近で見てみると産卵管には卵が一個だけ着いていた(矢印 )。

IMG_0501.jpg1.jpg卵の端が産卵管の隙間に挟まっているのがわかる。産卵管は剣のような2枚の板が

合わさってできており、卵はその隙間を通って産み落とされる。

まず産卵管を植物の枝などに刺し込んでから、

卵は植物の組織内に産みこまれるので、通常、卵が観察者の目に触れることはない。

強い逆光を産卵管に当てて観察すれば、管の中を移動する卵のシルエットは確認できる。

こうして日に晒された本種の卵を見るのは、まあちょっと珍しいシーンと言えるだろうか。


今夜の夕食はチキンカレー。

午後4時半、仕事の区切りがついたので仕込みに取り掛かった。

玉ネギを炒めていると、ラジオから「カレーの仕上げに紅茶を少し加えると

まろやかになる」と聞こえてきた。紅茶で鮭茶漬けもうまいそうだ。

それでさっそく紅茶を作って、カレーの仕上げに入れてみた。

なるほど、たしかに紅茶のおかげでまろやかになった。

紅茶は脂肪分を分解して、サラリとした感触にしてくれるという。

すき焼きの煮込みすぎて濃くなったつゆには、紅茶を加えてから肉を足して煮ると

さっぱりとして食べやすいそうだ。

豚肉を紅茶で煮込むと柔らかくなるというし、和食などさまざまな料理に使えるそうだ。

脂肪が気になる方は、紅茶を活用するのがいいようだ。


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