秋深まり

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今朝はかなり濃い霧となった。

少し出遅れてしまったが、風景撮影に出てみた。

前から目をつけていた場所で、ウスタビガの繭をいくつか見つけた。

W2258842.jpg一本のイロハカエデの梢に、3個の繭がぶら下がっていたが、残念ながら全部、羽化済み

の空繭だった。

午前中は風景撮影で、沖水川沿いの疎林を見て歩いた。

ここの疎林のクリやイロハカエデは人が植えたものだが、ウスタビガの繭探しにはうってつけ

の場所になっている。

W2258749.jpgトウカエデの紅葉はこれからだ↑

川辺を歩いていると、ヤマセミとカワセミの鳴き声がよく聞こえてくる。

久しぶりに彼らの姿も撮影してみようか、などと少しだけ思った。


( 写真/ E-520  50-200ミリズーム )

今日は都城工業高等専門学校で、講演を行った。

聞いてくれたのは、一年生の120数名。

都城工専といえば、NHKのロボコンではよく見聞きしていたが、

学校はうちから車で10数分位と、案外近い場所にある。

講演時間は45分と短い。演題は『虫と本との出会い』、ということにしてみた。

話の中で、私は実を言うといわゆる昆虫少年ではなかった、ということを話題にした。

本との出会いで虫の世界に目覚めたという辺りを、ほんとうはもう少し丁寧に話してみたかった

のだが、時間が短いこともあり、話術に長けているわけでもないので、まとまりが

悪かったように思う。

今回の講演でつくづく反省したのだが、講演内容のメニューをもう少し整理して、

それこそ仕分けをきっちりしておきたいと、思った。

これまで講演といえば虫の写真を中心に、虫の世界のふしぎを語るスタイルが中心だったが、

自分自身のことと、本との関わりを主題にした内容で改めて組み直したいと思う。

ま、ともかく高校生という年齢層を相手に話すのは初めての経験だった。

そういう意味では新鮮さを感じた。










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