2009年12月アーカイブ


越冬ツバメ

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午前8時40分、愛媛県八幡浜からフェリーで大分県、臼杵に渡り、

自宅に戻ったのは午後4時45分だった。

四国への帰省にはたいへん長い移動時間が必要で、片道だけで一日が潰れてしまう。

先日、25日から四国に帰省していたのだが、帰りの朝は粉雪が舞い始めて驚いた。

いや、去年の正月にも似たような天候を経験しており、そのときも

出発の時刻があと数十分遅れていたら通行止めに遭っていたという、きわどい状況だった。


さて、今日は都城ICを降りてから大晦日や正月用の買い物に大きなスーパーに立ち寄った。

ついでに以前から気になっていたツバメを見ておいた。

JX3162411.jpg巣の位置は地面から5メートルはあるだろうか。

巣のすぐ下はスーパーの出入り口になっていて、人が大勢出入りする。

11月のいつだったか、このスーパーの入り口近くの巣に次々とツバメが舞い戻ってくるのを

目撃した。今日みたいに寒いときはどうしているだろうか、と見上げてみれば、

数羽のツバメは頭を巣の中心に突っ込んで一塊になっていた。

JX3162382.jpg3羽以上はいるのだろうか?数は確認できない。

越冬ツバメを見るのは初めてだ。


愛媛から帰る間際に、日本酒を探してみた。焼酎の銘柄はやたらと多いなか、

ようやく見つけたのが、『春鹿、純米吟醸』だった。









今日のタイトルは、なんだか暗号めいているが、

クヌギカメムシ属の3種は、きわめて似ていて区別には注意を要する。

いろいろな方のブログなどでも取り上げられることが多いカメムシだが、

クヌギカメムシ属3種をきちんと区別されていることはおそらく稀であろうと思う。

一昨日、都城市、神柱公園で観察した個体群は、腹部気門が黒いことと、

オスの生殖節中央突起の形状から、クヌギカメムシであることは間違いない。

クヌギカメムシ属3種を区別するためには、腹部側から気門を観察することが重要で、

背面からの形態のみでの判別は難しい。多数の個体を見ていると3種の区別がある程度は

できるが、個体変異もあって正確さには欠ける。

クヌギカメムシの生殖節中央突起とは、下の写真に矢印で示した部位。

矢印下の示しているのは気門で、黒色である。

L1233851のコピー.jpg1.jpgオスの生殖節中央突起を拡大してみた↓

L12338282.jpg突起の先端部分が緑色を帯びているが、全体に先細りの形状をしているのが、

クヌギカメムシの特徴。

この突起がサジ状である場合、サジクヌギカメムシで、ヘラ状だとヘラクヌギカメムシ。

そしてもう一つ、サジもヘラも、気門は黒くふちどられていない。

しかし、サジとヘラ、と言葉で言われてもその形状は今ひとつわかりにくいだろう。

3種のオスの中央突起の拡大写真をここに並べることができれば良いのだが、、、、、、、。

クヌギカメムシ属3種については形態以外に、

その産卵習性にかなり違いがあるように、私は感じている。

それぞれの産卵習性についてはもっと観察例が多く必要だし、調べるべきことがたくさん

ある。今の段階で私の考えを記すことは控えておこう。

一昨日、公園で拾ったクヌギカメムシの死骸を並べてみた。

中央の一匹はメスで、それを取り囲む14匹は全部、オス。

JX236062.jpgこうした死骸も貴重なデータとなりうるが、標本で保管するだけのスペースも管理能力も

私には無い。いづれ土に戻すしかないが、その前に写真にだけでも残しておくことにした。


今日の日中はやけに暖かかった。

そして昨夜の桜島の噴火による降灰も多かった。ズズズZ~ン、と夜中に地震があったが、

桜島噴火による地震にも慣れてきた。ああ、またか、と思うくらい。もう驚かない。

家の南向きの壁にはアカタテハがやって来て、日光浴をしていた。

JX236025.jpg


神社で自然観察

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昨日のことだが、

都城市の中心部にある神社、神柱神社の境内とそこに隣接する神柱公園を

訪れてみた。

キマダラカメムシの越冬の様子を見ておこうと思ったのだが、本種を見つけることは

できなかった。文献によれば樹皮の裏とか人家などに潜りこんで越冬しているようだ。

L1213686.jpg神社の周りにはマンションやホテルなどの大きなビルが立ち並び、境内や公園の緑地は

まるで砂漠のなかのオアシスのようにも見える。

さて、夏には無数のキマダラカメムシが繁殖していた公園内の樹木を見て回ると、

ヨコヅナサシガメの越冬集団も多く、なかには写真↓のごとくカネタタキのメスを

吸血しているものもいた。

JX215969.jpgさらに驚いたことには、広場の周辺に植わっているクヌギで多数のクヌギカメムシ

が見られたことだ。その多くはオスであり、そしてそのほとんどが地面に落ちて

死んでいた。クヌギの幹を歩いているオスもいたが、圧倒的に死骸の数のほうが

多い。さらに産卵中のメスは2個体いたが、歩いているメスは1匹のみ。

クヌギの樹肌をよく見れば、ゼリー状の卵塊もかなりあった。

しかし奇妙に感じられるのは、公園内にあるクヌギはわずかに5本だけ。

どこをどう見渡しても公園の周辺に林はなく、ここは町のど真ん中なのである。

L1213720.jpg上の写真のほぼ真ん中の大きな樹がクヌギ。まだ葉っぱがずいぶんと残っている。

クヌギの根元には芝草がわずかに生えているくらいで、じつに味気ない環境。

下草が無いので、オスの死骸もたいへん目立つというわけだ。

クヌギカメムシはうちの林でも見つかっているが、宮崎に来てから一個体を

見ただけで、卵塊も一つしか確認できていない。そして三股町のあちこちにある

クヌギ林でも、クヌギカメムシをまったく見たことが無いのである。

神柱公園の5本しかないクヌギは、どれも樹齢が40年以上と思われる大木。

三股町にあるクヌギ林はどこも樹齢20年以下の若い林ばかり。

どうも樹齢が何かしら関係しているのではないか、と思いたくなる。

うちの林のクヌギは30年以上の大きなクヌギが大半であり、こういうクヌギは三股町

ではたいへん少ない。

神柱神社境内も公園も木々が植えられてはいるが、林と呼ぶにはほど遠いほど

樹相は貧弱で、先にも書いたように下草類は公園管理が行き届いていてまったく無いに

等しい。つまり自然環境としてはかなり貧相なのだ。

こういう環境でありながら無数のクヌギカメムシが繁殖のために集まっている。

よほどうちのクヌギ林のほうが虫にとっても暮らしやすいように思えるのだが、

なぜ街中のクヌギを選らんでいるのだろうか?


境内のミカンの木の葉には食痕が多く残されていた。

L12136953.jpgこれはきっとナガサキアゲハの越冬蛹が近くについているはず。

そこでミカンの木の近くにあった柵をさっそく見てみれば、やはりあった。

L12137042.jpgクヌギカメムシのことはかなり気になる。

ので、この冬は少し意識して他の場所でも探してみようと思う。

ちなみに関東の武蔵野ではクヌギカメムシは少なく、ヘラクヌギカメムシのほうが多かった。

さいたま市の秋が瀬公園などクヌギカメムシが圧倒的に多い場所もあるにはあるが、

クヌギカメムシは近年、減少しているとも聞いている。





クヌギ林

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うちから歩いて10数分の場所だから1キロ前後の距離だと思う。

以前から西の方向に見えるクヌギ林が気になっていた。

周りのスギ植林を押しのけるように茶色の樹林が丸く浮き上がっている。

今日、初めて林を訪れてみて、もともとここもスギ植林だったことがわかった。

クヌギの樹齢は10年~20年の若い樹ばかりだが、林床には規則正しくスギの枯れ株が

並んでいる。枯れ株はかなり古く、赤腐れした朽木である。

探せば見つかるだろうと思っていたヤママユの空繭も、越冬卵もあった。

L12136082.jpg
JX2159551.jpgヤママユの卵の表面には黒い紋様がある。

この黒い紋様は水につけてしばらく擦ってみれば、ほぼ綺麗に落ちてしまう。

卵のほんとうの姿は、純白なのだ。

母蛾が産卵するとき、分泌液を卵にまぶす。その分泌液は卵が枝にしっかりと固着する

ための接着剤になる。長い冬越しの間に卵が枝からはずれたら、まず命は無い。

春になってふ化した幼虫がクヌギの若葉に辿りつける可能性がゼロに近くなるからだ。

卵が枝からはずれないよう、分泌液は命綱として役立っているのだろう。

分泌液は最初、無色透明なのだが時間が経るにつれ黒化する。

試しに産卵直後の卵を密閉容器に入れておくと、卵は白いままだったことがある。

どうやら分泌液は空気中の成分の何かに一定条件で触れていないと黒化しないようである。

そのあたりの詳しい化学的変化について、何か研究がなされているのだろうか?



おねっこ祭り、準備

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L1203556.jpg地元、田上で来年早々行われる「おねっこ祭り」の準備をした。

この作業に加わるのも今年で3回目となり、ようやく全体の手順も理解できた。

田上地区俵踊り保存会の男衆、十数人で、竹の切り出しからやぐらの組み立てまで

午前9時から始めてほぼ午前中いっぱいの作業となる。

中央の竹は約12メートルの高さがあり、下の部分は3メートル角の大きさ。

祭り当日には盛大に燃やすのであり、それまでには何とか絵になる写真を一枚、

と思っている。

正月はここ三股町のわが家で過ごすので、そのときにでも撮影してみようかと思う。

作業を終えてから田んぼの中でおにぎりと豚汁の昼食。外で食べるおにぎりは

なんとも旨い!暖かい豚汁も有難い。

保存会のメンバーの方たちの顔ぶれもすっかりお馴染みとなった。

しかし、まだまだお名前を覚えていない方も多い。

虫の名前は覚えるのに、人の名前はなかなか頭に残らない。



痕跡

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北西の冷たい風が一日中、吹き荒れた。

小高い丘から高千穂峰を撮影してみたが、体が煽られてカメラ構えるのもやっと、

という具合だった。

JX195831.jpg降り積もった雪もかなり溶けてきたようだ。

モズのはやにえをいくつか見て回った。

このツチイナゴははやにえに立てられてから、ずいぶんと時間を経ている。

JX195776.jpg体はすっかりスケルトン状態となり、胴体を貫通した枝も成長して伸びている。

少なくとも一ヶ月程度前に立てられたものではないだろうか?

モズの好き嫌いを定めるのは難しいが、どうもバッタ、キリギリス類といった直翅類は

餌としてあまり好まないように見受ける。しかし秋から冬にかけて大型昆虫として目立つ

のが直翅類であるから、好き嫌いのフィルターだけをあてがうのは問題ありだ。


明るい草原ではやにえ観察をしていると、オオカマキリが見つかった。

と思ったら、はやにえではなく、なんと産卵中に力尽きて?死んだメスのオオカマキリだった。

JX195808.jpg
オオカマキリの体は完全にミイラとなってカラカラに乾燥している。

卵のうの中に、生きた卵が納まっているのかどうか?

それを見届けたいのでススキごと持ち帰ったのは言うまでも無い。



林縁に梢を張り出していたコナラの木。

道が緩くカーブを描くあたりにあって、これは目を惹く。

さっそく枝を引き寄せてみれば、冬芽に抱きついたアカコブコブゾウムシ

JX1856951.jpg「コブコブ」とコブを重ねた名前が面白い。「フタコブ」とするより可愛い感じがする。

さて、本種を見るのはいつもこうして冬越しの格好だけであり、

これ以外の時期に活動している姿を見たことがない。これはかなり問題である。

どうやら本種はアラカシなどシイ類や、コナラなどのドングリに産卵し、ドングリの中で

幼虫は育つようだ。「土中で幼虫越冬する」と見たことがあるが、こうして成虫でも越冬

しているからには、幼虫期がやたらと長いのかもしれない。

JX1856612.jpg

防寒具

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アカメガシワでよく見つかるシャクトリムシがいる。

シャクトリムシといっても体長は1センチ前後と小さい。

しかも枯葉屑を体にまとっているので、ますます見つけにくい。

このシャクトリムシの名前は、ヨツモンマエジロアオシャク

本種は8月~9月ころに幼虫を見かけることが多く、

私はそれ以外の時期に見たことがなかった。

ところが、今、うちの庭の小さなアカメガシワの枝に数匹の幼虫がついている。

下の写真内、2箇所の矢印先に幼虫がいる。

JX0650321.jpg幼虫は枯葉の断片を何枚も体にまとっているため、ゴミのようにしか見えないが、

ここに間違いなくヨツモンマエジロアオシャクの幼虫がいるのである。

暖かい日に動いている姿はこちら↓

JX0650542.jpg頭の向きは下方だが、それでもまだよくわからないかもしれない。

尺取歩きをしているところ。

ヨツモンマエジロアオシャクの幼虫は、おそらく幼虫越冬なのだろうと思う。

本種が幼虫越冬するということを初めて知った。

ヨツモンマエジロアオシャクは、『どこにいるの?シャクトリムシ』(ポプラ社)

にも登場している。

どこにでもいるシャクトリムシだから、アカメガシワを探してみると簡単に見つかるはず。







さなぎ

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昨日からの雨は午前8時ころには止んだ。

青空の中にくっきりと姿を現した高千穂峰に、初冠雪が白く輝いていた。

JX165600.jpgお隣、鹿児島県の桜島にも積雪があったようだ。

冷たい北風が一日中、霧島山から吹き降ろしてくる。

南向きのブロック垣にはナナホシテントウの蛹がたくさん付いている。

寒い日でも陽射しがあればブロック垣の表面はかなり温度が上がるはずだ。

ナナホシテントウはやはりそういう場所にやって来て、卵を産むし、蛹化場所として選ぶ。

ナナホシの蛹を眺めていたら、ヒメアカタテハの蛹がぶら下がっていた。

L11635393.jpg食草のヨモギがブロック垣のすぐ上にたくさん生えているから、そこから幼虫がここへやって

来たのだろう。

JX1656152.jpgヒメアカタテハは成虫越冬だから、この蛹は一週間程度で羽化すると思われる。








わが家のエネルギー

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午前8時。

朝焼けの霧島山に傘雲がかかっていた。

JX155541トリミング.jpg傘を被っているのは高千穂峰。霧島山がすっきり見えるときは穏やかな晴れ、と言われる。

しかし今日は、こうして山容が拝めたのは日の出直後から午前9時過ぎころまで。

午後からは小雨となった。


先日、敷地内のアカメガシワの木を2本切り倒した。

アカメガシワの材は柔らくて、小さな鋸でも楽に切れる。

幹に鋸を入れているとき、プシュー!!と音がして樹液がほとばしったことがある。

その勢いはまるで時代劇に出てくる斬殺シーンそっくり。

ドスン!と音を立てて地面に横たわった幹に馬乗りになって切断する作業は、

まるでクジラの解体をしているような気分だ。

アカメガシワにはコウモリガが羽脱した痕がたくさん残っている。

材中に幼虫がいないかそれも気にしながら枝を払っていると、近所の方が通りかかった。

「薪にちょうどええなあ。」

「あ、どうぞどうぞ、全部差し上げます。」

というわけで、解体途中のアカメガシワは近所のおじいちゃんが鋸を入れることになった。

おじいちゃんの鋸やナタはかなり年季が入っており、そしてその手さばきにはまるで

無駄がない。やはり私などのやり方はまだまだ未熟だと思った。すぐ疲れるのは

力の使い方、掛け方の要領が悪いからだろう。

アカメガシワ2本分の材はしばらくして、軽トラの荷台に山積みとなった。

それにしても風呂を薪で沸かすというのは羨ましい。

うちの風呂も薪で追い炊きできる、ハイブリッド釜にできないものだろうか。

いやできるはずだ。薪割りなどは子どもたちにやらせればいい。

先日、太陽電池パネルを屋根上に設置するときの見積もり書を出してもらった。

4KWで工事費など全てを含めて約280万円。これで元をとるには10年掛かるそうだ。

ともかくそんな初期投資をする余裕などうちには無いので、

太陽電池発電などはまだずっと先のことになるだろう。

太陽電池発電が可動できれば、電気料金もかなり低くおさえることができるようだ。

薪はたくさんできてしまうので、これを有効利用したいというのはずっと考えてきたことだが、

どうもなかなか実現できないでいる。

薪ストーブの構想もあえなく挫折したまま。

とりあえず手をつけるとしたら、風呂の手直しあたりだろうかと、思う。

シシ肉あります

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午前8時過ぎ。

30メートルほど先の桑の枝先で、はやにえを立てるモズがいた。

ちょうどいいタイミングだった。

ツツッ、ツツッ、と二回にわけて獲物を素早く枝に刺した。

モズはすぐに飛び去ったので、急いではやにえの所へ駆けて行ってみた。

W21402543.jpgはやにえに立てられた獲物は、タイワンクツワムシのメス。

お腹はでっぷりと肥えている。いかにも食べ応えがありそうだが、

モズはこれを置き去りにしてまた別の場所で獲物を探しているようだ。

よほど満腹しているのか、あるいはタイワンクツワムシはあまり好みでないのか。

うちのチョロなら喜んでたいらげてしまうのだが。

桑の木は人が剪定して枝の切り口が鋭くなっており、

隣の枝にはトノサマバッタの頭が刺さっていた。


午前中は室内で仕事をして、午後から山仕事だった。

昨年刈って積み上げたままのササを処分する作業だが、これがかなり厄介だ。

枯れたササの山には蔓やさまざまな植物が繁茂して絡み、これを

ほぐすようにしてからでないと何もできない。ほんとうに地道な手作業となる。

いくつかあるササ山のうち、今日はたった一つの山しか処分できなかった。

作業終了間際になって、Hさんが軽トラでやって来た。

近くのイノシシ罠を見に来たそうだ。杉林の中に罠は仕掛けてあるが、

どうやらイノシシが出る場所が別の尾根に変わったらしい。

宮崎に初めて来たころ一番印象的だったのがあちこちで見かける、

「しし肉有ります」という看板だった。

そしてここ三股町に住んでみてわかったのだが、冬場にはシシ鍋を食べる習慣が

ごく当たり前のことなのであった。

Hさんに前から気になっていたことを聞いてみた。

「毎年どれくらいイノシシを獲るのですか?」

「ああ、今年はこれまでに10頭以上獲ったねえ。

あ、しし肉食べる?じゃあ、あとで持ってくるわ。」

イノシシの罠にはシカも掛かるそうだ。シカは有害獣として駆除が奨励されており、

尻尾を役場に差し出せば、8000円になるそうだ。

シカは鼻の位置が高いせいか、地面近くに仕掛けた罠には掛かり易いという。

「シカ肉は刺身が一番美味いよ」、とHさん。

私も以前、長野でステーキにしてただいたことがあるが

これは柔らかくてとても美味しかった。ステーキでも生焼きがいい。

イノシシにしてもシカにしても、捕らえたあとはすぐに血抜きする必要がある。

こういう獣をナイフでさばくという作業はなかなか誰にでもできるものではないが、

そのうち解体作業などにも立ち合わせてもらいたいと思う。

L1143532.jpgHさんから「ちょっとだけどね、、、」といただいたシシ肉。

明晩の夕食はシシ汁にしよう!



うちの東隣には少し隔てて、うっそうとした杉林がある。

夏には強烈な日差しを遮ってくれて嬉しいのだが、冬場はなんとも悩ましい。

JX1354763.jpg     昔、といってもそう古い話でもないが、

新潟県の栃尾市近辺の山村を巡り、風景撮影をしたことがある。

2万5千分の一地形図を眺めてみると、このあたりには池がやたらと多い。

なるほど鯉の養殖の盛んな地域であるからだ。

鯉の養殖池では困るが、そうでない池も混じっているだろうと思い、

この地域を巡ってみることにした。風景の中に池があって欲しかったからである。

当時のカメラはペンタックス645。

さて、時期は真夏のことだったが山村の商店を見つけ昼食のパンかおにぎりでも

買おうと立ち寄った。小さな商店だが金物から日用雑貨、食料品と、あらゆる商品を

扱っていた。そこで目に付いたのが、店先に並べてあった青リンゴであった。

それも小粒のリンゴがいっぱい詰まった一袋が500円もしなかったように思う。

おいしそうだったのでこれを買い求め、昼食とした。

小粒なので丸かじりができて、しかも期待に違わずほんとうに美味しかった。

あまりに美味しかったので、嫁さんにもおみやげに持って帰った。

それ以来、小粒の青リンゴを東京のあちこちで探してみたことがあるが、

売っている店には一度も出遭わなかった。

今、わが家の台所にはたくさんのミカンに混じってリンゴがある。

リンゴは子どもたちにも人気が高いが、目に付く割に食す機会が少なく、

いつまでも取り残されている。

リンゴは皮をむくのが面倒だから、ということもあるが、

子どもたちは皮をきちんと剥かないと食べようとしないから、私はそれが嫌なのである。

ざっくりと切り分けて、「皮ごと食べなさいよ」と皿に盛っても見向きもしない。

だからリンゴは敬遠してしまう。

しかし、これはなにかおかしい。

そのたびに思い出すのが、新潟の山村で食べた小粒リンゴのことだ。

手のひらに納まる大きさのリンゴを袖でゴシゴシ磨いてから、やおら頬張る。

シャブリと音がして、その歯ごたえもいい。

なんでこのような小粒リンゴが普通に商店で売られないのだろうか?と

ずうっ~と不思議な気がしているのは私だけであろうか。

リンゴはきちんと皮を剥いて綺麗な食器に盛り、フォークなんかで上品に食べるのが

それが世間の常識なのだろうか。

ミカンは、うちでは買い求めたことがない。それはうちの嫁さんの実家のあたりはミカンの

産地であるから、毎年、冬にはミカンには不自由しないわけだ。

私達夫婦は愛媛出身だから、ミカンはいつも食膳にあるような境遇で育った。

ミカン狩りのバイトも学生のころには経験した。

ミカンの良さは、その手軽さだ。さっと剥いて、簡単に頬張れる。

でっかいリンゴも四等分などして、皮ごと食べればいいのだが、

しかしできればほんとうは、丸かじりをしたい。その食感が心地良いからだ。

山盛りした小粒リンゴをヒョイと手にしては、ゴシゴシ、そしてガブリ!!

そんなささやかな贅沢をしてみたい。

などと思っていたら、お歳暮でなんとリンゴが届いた。

もちろん大きな上品なリンゴである。とてもガブリとはいかない。

リンゴは大好きだが、どうしても小粒リンゴが忘れられない。

JX1354882.jpgコナラの紅葉が綺麗だ。うちの林にはコナラが少ない。

実生を大事に育ててみたいものだ。


ハイブリッド

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今朝は遅めに犬の散歩に出てみた。

散歩しているうちにピアノの調律の方がみえたようだ。

谷戸を歩いていると丘の上のわが家からピアノの音がかすかに流れてきた。

こんなところまで聞こえるのかlと驚いたが、そういえば「三味線の音色もするね」

と近所の方も言っていた。

兄弟げんかで罵倒し合う声も響くことさえある。ま、それほど静かな環境だと言えるだろう。

あるおばあちゃんの畑のニンジンで、

L11235102.jpgキアゲハ幼虫がモリモリと葉っぱを食べていた。

W21201991.jpg昨日は冬の宝探しなどと書いたが、キアゲハなどは晩秋のなごりとも言えるだろう。


うちの林は広さが約2200平米(650坪)あって、そのほとんどが南向きの斜面となって

いる。2年前の秋~冬にかけて、ここにびっしりと繁茂していたササを刈り取った。

刈り取った面積はまだ全体の半分くらいだろうか。

これから迎える冬には、残されたササ藪の刈り取り作業をするつもりでいる。

これまでの刈り取りは斜面上部から下りながら進めてきたが、これからは谷戸のほうから

上に向かって刈ることにした。その理由は刈り取ったササの運搬をできるだけやり易く

するためである。そのためには、斜面林を降りて道路に出る手前の空き地を整備する

必要がある。ここの空き地に刈り取ったササを集め、小まめに焼却していくのだ。

そこで今日は空き地の草刈りをしておいた。

空き地の奥には小さな池がある。

池はわが家の東にある沢の湧き水を堰き止めて出来ており、ここにはよくカワセミや

アオサギがやって来る。池はうちの敷地に接しているが、町有地らしい。

草刈を終えて休んでいると、カワセミの鳴き声がした。

カワセミが池にダイビングする様子が、30メートルほど離れた私の位置からもよく

見えた。獲物はかなり大きな魚だ。何度も枝に打ちつけてから止まり木を移動し、

さらに打ちつけを続けていた。最初の枝は細すぎて魚への衝撃が弱かったようだ。

飲み込むにも難儀しているのだろう。打ちつけ回数を数えてみると、

なんと百回を超えた。かなりでっかい魚を飲み込むのだから、消化力は凄まじい。

納豆をかき混ぜるのに百回だったか、できるだけしっかりかき混ぜるのが良い、とも

聞くし、いやバカ混ぜしてはいけない!と聞いた覚えもある。

カワセミの食事光景を見ていて、ふと納豆のおいしい食べ方はどっちだろう?と

思った。そこそこに混ぜればそれで美味しいとは思うのだが。

草刈り機のバッテリーが充電できなくなって、一年で電池がヘタってしまうのはおかしい

と思い、販売店で診てもらった。すると電池は正常のようで、どうやら問題があるとしたら

充電器かもしれない、ということがわかった。

それにしても電池がヘタってしまうとエンジンが始動できないというのでは

、万が一のときに困る。

と思っていたら、オプションで手動スタータの取り付けができるというので、さっそく

取り付けてもらった。私の使っている草刈り機のあとに出た新モデルでは、そのスタータ

が最初から組み込まれているということだ。

こういうことはよくある話だ。

オリンパスのE-P1にはビューファインダーが無いが、今月発売になった新型E-P2には

ビューファインダーが装着できるようになった。ただし、E-P1にはどうやっても

ビューファインダーはつかない。もともとそういう設計にはなっていないからだ。

ビューファインダーは欲しいが、しかしこれもファインダー装着時はストロボが使えない

という欠点がある。せめてシンクロターミナルでもつけてくれておればなあ、と望むところ。



さて、明日はこれまでに刈って積み上げてあるササを空き地で処分しなければならない。




お疲れさん!

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冬には雑木林の宝探しという楽しみかたがある。

動く昆虫がめっきり少なくなったぶん、落ち着いて探しものができるというわけだ。

来春の撮影準備もあって、今日はウスタビガの卵を探してみた。

ウスタビガの卵探しは、まず空繭を目指して探し歩けばいいのでとても簡単。

めぼしい場所に出向いてみれば、一本のエノキに空繭が3個ぶらさがっているのが、

すぐに目に入った。

空繭の大きさ、形状からしてメスが入っていた繭だとわかる。

その証拠によく見れば、一個の繭の表面には卵が付着していた。

W21100952.jpg繭に卵が付いていなくても諦めることはない。繭から羽化して出たメスは、交尾したあとに

近くの枝にも産卵することがよくあるからだ。

そこで細枝を引き寄せてみると、あちこちに卵が産み付けられていた。

W21101241.jpg枝や繭に残された卵の数は全部で20個以上もあった。

もちろん、寄生バチにやられていたり、無精卵のことも稀にはあるが、これまでの経験上、

ふ化率はそう低くはないはずだ。

エノキの次にはクリの梢でも空繭が見つかったが、こちらは高すぎて手が出なかった。

今春、ミヤマセセリの産卵行動を撮影したクヌギ林を覗いてみれば、樹は全部伐採されて

いた。シイタケのホダ木にするのだろう。

L11134237.jpgでんぐり返ったクヌギの枝をなめるように観察しておく。もしやヤママユの卵がついているか

もしれないからだが、ヤママユの卵探しはウスタビガよりかさらに簡単。卵が大きいから

2メートルくらい離れた場所でもよく目に付く。

伐採跡ちかくにはシイタケのホダ木が並べてあった。

L11134306.jpgほとんどのホダ木は古く腐っていたが、なぜか一本だけシイタケが生えていた。

旨そう!

L11134355.jpgうちの近所でもシイタケを個人的に栽培する農家の方は多い。自家用のシイタケ

栽培だ。しかし、収穫時期になると盗まれることも少なくない、と聞いている。

最近はそういうことも減ったらしいが、油断は禁物だろう。

うちでも一度だけ下着泥棒の被害を受けている。下着とシイタケでは動機に

隔たりがあるけれど、ともかくのんびりした田舎だからと鍵をかけずに家を

空けたりはできない。

ウスタビガの卵は予定通りに手に入ったので戻る途中、ちょっとイイ感じの場所に

車を泊めてみた。いや、そこが特に写真になるような風景というわけでもないのだが、

なんとなく気分が良くなる空間に惹かれた。

斜面を川のほうに降りてみると、案山子が一体置かれてあった。

L11134513.jpg                      「やあ、お疲れさん!」





先日、うちの庭のクヌギ朽木下から2匹のタイワンオオテントウダマシを見つけた。


本種をあらためて眺めてみれば、体の複雑な隆起の具合や、上翅のインクブルーの

怪しい色彩、赤い腿節など、魅力に満ちた虫ではある。

JX085262.jpg本種は東南アジアに広く分布するが、従来、国内での分布は対馬に限られていた。

その対馬では普通に見られたようだが、近年になって九州は宮崎県内の数箇所で

生息が確認されつつある。いったいいつ頃から宮崎県内に生息するようになったのか

まったくの謎である。

本種の分布を考えるとき、ハラアカコブカミキリのことを無視できない。

ハラアカコブカミキリも本来は対馬のみに生息していたものが、薪やシイタケ原木の

移動により大分県から始まって九州本土広く分布を広げ、ついには埼玉県でも生息が

確認されるに至っている(「カミキリムシハンドブック」鈴木知之・著、より)。

はたしてタイワンオオテントウムシダマシの分布拡大にも人為的な要素が関わっているのか

どうか?

和名に違わず、本種は台湾にも生息している。むしろあちらが御本家なのだろう。

『台湾昆蟲記』という生態写真をふんだんに使った昆虫生態図鑑にもちゃんと本種の標本

写真が出ていた。台湾はもうだいぶ昔から気になっていて、いつかは行ってみたいと

思っている。






ゴミムシダマシ

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うちの林にある朽木は、ほとんどがクヌギ。

樹皮の隙間では冬ごしする昆虫が見つかるが、なかでもゴミダマ(ゴミムシダマシ)

が一番多い。

ユミアシオオゴミムシダマシは体長25ミリ前後もある大きな体でよく目立つ。

JX085314.jpg樹皮をめくってみると数頭が団子状態になっていた。ナガニジゴミムシダマシも混じる。

めくった樹皮の裏側にもナガニジゴミムシダマシが寄り添うように隠れていた。

JX085332調整.jpgこのような撮影は気温の低い早朝でないとうまくいかない。彼らは外気に晒されると

すぐに日陰へと逃げ出してしまうからだ。まだ朝陽が届かないうちに、

すばやく撮影するのがコツ。


今日は車のエンジンオイルを交換した。お兄ちゃん一人で切り盛りしている小さなピットイン

だが、料金も安く、対応もたいへん気持ちが良い。オイル交換をしている合間に

近くの百円均一店を物色してみた。

昆虫飼育ケースとストロボのディフューザー用のパーツに使えそうな容器があった。

昆虫飼育に使うケースは、格安の透明ポリケースに統一して使うようにしているが、

今日見つけた容器は、水差しを使う飼育などで使い易そうだ。





霜月

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初霜は先週の金曜日だった、と嫁さんから聞いた。

しかし今朝の霜のほうが濃いらしい。車のフロントガラスも真っ白く凍り付いた。

JX0751171.jpg霜が消える前にと、庭や林を歩き回ってみた。

南九州とはいってもやはり冬の朝はけっこう寒い。冷える。

素手でカメラを構えていたが手がしびれそうになって、急いで手袋を取りに戻った。

JX0751494.jpg庭木の枝にコカマキリのはやにえが刺さっていた。

霜が降りた朝などは、こんな日干しでもモズにとっては貴重な食糧となる。

冷え込む朝が続くようなら、数日のうちにこのはやにえも消えてしまうと思う。

林のなかではハダカホオズキが一株だけ生えている。鳥の落とした糞から育ったのだろう。

ハダカホオズキの名は、果実ががくに包まれていないからだそうだ。

JX075136.jpgヒヨドリバナは、ドライフラワーになってすましていた。

JX0751002.jpg午前中はパソコンに向かっての仕事。

エクセルを扱うのは私にとってもっとも疲れる作業だが、午前中に済ませてしまえば

フィールドに出ようと予定していた。

昼前には作業を終えて、さあファイル保存というところでどこをどう間違えたか。

苦労して打ち込んだデータが保存されていない、、、、、、、。

結局、今日一日、室内作業で時間を費やしてしまった。

エクセルうんぬんというよりか、私にはパソコン作業が向いていないと改めて感じる。

こんなものは無くて済ませたい、と心底思っているほうだ。

つい最近、携帯電話を放棄したけれど、便利だけが進歩じゃないではないか、、、、。

いやもちろん、だからといってデジタルカメラからフィルムに戻る気は無いし、

おそらく私の子どもが成人するころには電気自動車が当たり前になっていることだろう

と想像する。ガソリン車の複雑なメカには全く興味ないから、シンプルな電気自動車の

ほうが良いなあ、とも思う。

まあ、エクセルを使う理由はちゃんとあって、今回の仕事は実用書でもあって、

資料素材を多く扱うため編集者やデザイナーさんなどとデータ共有する必要がある。

この手の仕事は私としてはこれまでほとんどやったことがない。

慣れない仕事だからむしろ新鮮さもあるし、うまく仕上がれば楽しい本になると期待は

高まる。



越冬さなぎ

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先日、クヌギを数本、伐採してもらった。

おかげで谷戸から見上げたわが家が、よく見えるようになった。

W2060007.jpg以前、アシタバでたくさんのキアゲハ幼虫が見つかったことを書いた。

アシタバの傍らは物置小屋になっているから、越冬蛹はすぐに見つかるだろうと思って

いた。犬の散歩のついでに覗いてみれば、たった一匹(蛹はやはり一個というべきか?)

だけだが、キアゲハの蛹がたしかに付いていた。

W20600703.jpgアシタバはもう破れ傘みたいになって実しか残っていないが、

なんと、キアゲハの幼虫がまだ2匹いた。

W20600742.jpg無事、蛹になるまで生き残れるだろうか。

物置小屋の別の場所では、アゲハの越冬蛹が見つかった。

W20600821.jpg蛹のついているスギ材はいづれ燃やされてしまうから、蛹は杉皮ごと回収しておいた。


うちの雑木林の下草刈りをやる前に、クヌギやコナラの実生を探しだし、印をつけておいた。

思ったほど実生はなかったが、これまでにうっかり刈ってしまったものが多い。

草刈り機のバッテリーをあらかじめ充電しておいたが、いざ装填して始動しようとしても

電圧が低くてまったくエンジンが掛からない。充電式バッテリーの寿命が尽きたようだ。

仕方が無いので林の整備作業は諦めて、気になっていたタイワンオオテントウダマシ

を探してみた。探すといっても庭に積んであったクヌギ材(今年の夏に伐採したもの)を

はぐってみるだけのことだが、タイワンオオテントウダマシはすぐに2匹が見つかった。

本種はうちだけでなく、この三股町内全域でも定着しているのではないだろうか。

冬のあいだに少しあちこち探しておこうかと思う。



まきり

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本日、東京から戻った。

宮崎空港に午前9時20分、着。空港の駐車場を出たのは午前9時40分。

大急ぎで都城市、安久児童館へと赴いた。午前10時半ちょうどに滑り込みセーフ。

京都から来られた北畑博子さんのブックトークに続けて、

私は写真パネルを使った、写真トークを行った。

今回は私のスケジュール調整に手違いがあって、ちょっとヒヤヒヤした。

空港から都城まで高速道路がなければ間に合わなかったと思う。


東京には2日の午前中から滞在し、数社の編集者の方と出版本の打ち合わせを

させていただいた。今はファックスやメールもあって、編集者の方と一度も会わずして

仕事ができないわけではない。

実際、宮崎に引っ越してからそうやって出来上がった本もあるのだが、

私はできるだけ編集者の方と会ってお話する時間を大切にしたいと考えている。

招かれなくてもあえて自ら東京の出版社に出向くのである。

今回は滞在最終日の夜に写真映像エージェンシー、ネイチャープロダクションの忘年会に

出席した。ここの忘年会に顔を出すのは6年ぶりくらいだと思う。

何人かの若手写真家の方にもお会いできた。

おいしそうな料理を食べる暇がないほど、いろいろな方とお話しをした。

以前は顔見知りの方もきわめて少なく、話しかけてくださる方も稀だったので、

自分ひとり料理を堪能する時間的余裕があったのだが、

昨夜はなんだか様子が違ってきたように感じた。

本来、私はこういう場は苦手でどちらかといえば億劫なのだが、

それでもせっかくの機会だからと予定に組んでみた。上京できるのは年に2~3回程度が

精一杯だから、少しでも新しい出会いができれば良い。


ま、億劫がらずに出席したおかげで、嬉しいおみやげまでいただけた。

山形の地酒↓

L1053392.jpg鯛のアラ焼きをつつきながら、さっそく試飲してみた。酒を飲むときは肴も大事。けっして

おろそかにできない。  ウ~ム!!しかし、これがまた旨い!!

焼酎もワインも好きだが、一番好きなものはと聞かれたら、やっぱり日本酒です!

お名前を出すと差し障りがあるかもしれない。いや誰かに嫉妬されても困るので伏せておくが

○○○○さん、たいへんありがとうございました。

今夜は「魔斬」のおかげで、ここ数日間の疲れを心地良く癒すことができそうだ。



クヌギの伐採作業

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雑木林のクヌギの葉も、ずいぶんと色づいた。

そこで今日は、ホダ木用にクヌギを数本伐採した。幸い午後から秋晴れとなった。

JX014911.jpg伐採作業は近所の方にお願いした。私はその様子を撮影。

切り倒したクヌギのなかで一番大きな木の樹齢は、30数年もあった。

伐採作業はあっという間に終了した。チェンソーの歯の手入れは業者で行ったほうがいい、

という話を窺った。うちのチェンソー、どうも切れ味が悪くなったなあ、と感じていたが

やはりメンテナンスをきちんとしていなかったのが原因。草刈り機の歯も研がねば。

作業が終わってお茶を一杯。

お茶うけには、ボンタンのシロップ漬けがあう。これは嫁さんの自家製。

JX0149022.jpg伐採中にクヌギ朽木の下から、

タイワンオオテントウダマシが出てきた。

本種はうちの敷地内で2匹目の記録となる。どうやら成虫越冬らしい。

JX0149411.jpg
明日から、東京。

しばらく更新はお休みします。

年賀ハガキの印刷データも拵えたことだし、少し気分が軽くなった。