ひむか昆虫記

昨日からの雨は午前８時ころには止んだ。

青空の中にくっきりと姿を現した高千穂峰に、初冠雪が白く輝いていた。

お隣、鹿児島県の桜島にも積雪があったようだ。

冷たい北風が一日中、霧島山から吹き降ろしてくる。

南向きのブロック垣にはナナホシテントウの蛹がたくさん付いている。

寒い日でも陽射しがあればブロック垣の表面はかなり温度が上がるはずだ。

ナナホシテントウはやはりそういう場所にやって来て、卵を産むし、蛹化場所として選ぶ。

ナナホシの蛹を眺めていたら、ヒメアカタテハの蛹がぶら下がっていた。

食草のヨモギがブロック垣のすぐ上にたくさん生えているから、そこから幼虫がここへやって

来たのだろう。

ヒメアカタテハは成虫越冬だから、この蛹は一週間程度で羽化すると思われる。