痕跡

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北西の冷たい風が一日中、吹き荒れた。

小高い丘から高千穂峰を撮影してみたが、体が煽られてカメラ構えるのもやっと、

という具合だった。

JX195831.jpg降り積もった雪もかなり溶けてきたようだ。

モズのはやにえをいくつか見て回った。

このツチイナゴははやにえに立てられてから、ずいぶんと時間を経ている。

JX195776.jpg体はすっかりスケルトン状態となり、胴体を貫通した枝も成長して伸びている。

少なくとも一ヶ月程度前に立てられたものではないだろうか?

モズの好き嫌いを定めるのは難しいが、どうもバッタ、キリギリス類といった直翅類は

餌としてあまり好まないように見受ける。しかし秋から冬にかけて大型昆虫として目立つ

のが直翅類であるから、好き嫌いのフィルターだけをあてがうのは問題ありだ。


明るい草原ではやにえ観察をしていると、オオカマキリが見つかった。

と思ったら、はやにえではなく、なんと産卵中に力尽きて?死んだメスのオオカマキリだった。

JX195808.jpg
オオカマキリの体は完全にミイラとなってカラカラに乾燥している。

卵のうの中に、生きた卵が納まっているのかどうか?

それを見届けたいのでススキごと持ち帰ったのは言うまでも無い。


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