黒筋

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敷地に生えているナナメノキ(ナナミノキ)は、5月ころに、無数の小さな花を咲かせる。

この花はサツマシジミ幼虫の餌となるので、春にはサツマシジミがよく訪れる。

モチノキ科 ナナメノキは、雌雄異株だが、うちの木は実をつけるので雌株である。

ナナメノキはコナラとクヌギに挟まれて生えており、互いに梢が混み合ってきた。

そこでナナメノキの枝を少し剪定してみた。

前にも書いたが、ナナメノキの成長は非常に旺盛であり、萌芽力も抜群である。

毎年、枝を剪定しないとどんどん枝を広げてしまう。

ところがナナメノキの枝は手でも簡単に折れるほどに脆い。鋸を使えば容易に切断できる。

この木で薪割りすると「ななめに割れる」そうで、なるほどそこから名前がついたのだろう。

たくさん枝葉を落としたので、葉っぱの裏表を丹念に見ておいた。

葉裏にはチャタテムシ類の卵塊がたくさんあったが、それ以外には何も見つからない。

と、思っていたらクロスジホソサジヨコバイが一匹、現れた。

L10845771.jpg体長は4ミリ程度だろうか。うっかりするとパチンとはじけるようにジャンプして、逃げてしまう。

ナナメノキのすぐ傍に生えているヤツデの葉うらにも一匹いたが、本種を見るのは久しぶり。




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