調査中なり!

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今日は都城市、安久児童館の子供達と昆虫観察会に出掛けた。

場所は同市の「神柱公園」。以前にも紹介した街中の公園である。

L1164849.jpg次々と虫が見つかる、というような観察会ではない。子どもたちがどんな具合に

興味を持続させてくれるか、少し気掛かりだった。

しかし、公園の中を歩いてみれば、子どもたちはそれぞれが樹によじ登ったり、

幹の表面をなめるようにして観察を始め、

「しんかい、さあ~ん、コレなんですかあ~!」

「しんかい たかし、さあ~ん!きてえ~!なんかすごいよ!」

と、あちこちから呼ばれては駆けつけることとなった。

私が見つける前に、みんなが何かしら探し出してくれるのだ。

地味な昆虫とか、そういうことには関係なく、好奇心を発揮してくれるのが嬉しい。

イスノキの樹皮をめくると、奇妙な幼虫集団が現れた。

これも子ども達の発見だ。

JX1665724.jpgさっそく10倍ルーペで、皆に覗いてもらった。幼虫はたいへん小さく、ルーペがあってはじめ

て、驚きがある。

JX166573.jpgいや、しかし困った!

私も見るのが初めてだ。あとで調べておくから、とは言ったものの、まだ正体は不明のまま。

お尻から伸びている白いブラシのようなものは、ワックスだろうか?

街中の公園だからと侮れない。

今日は他に、キマダラカメムシ、シロヘリクチブトカメムシ、ツヤアオカメムシ、チャバネアオ

カメムシ、クヌギカメムシ卵塊(死骸)、ヨコヅナサシガメ幼虫群、ヒモミノガ、キマワリ幼虫、

フクログモ類、アリグモ、カニムシの一種などなど、観察できた。

前に私が見つけておいたナガサキアゲハ越冬蛹は、残念ながら消失していた。

ある方からご教示いただき、イスノキの幹で見つかったなぞの生きものは、

フサヤスデの一種

昆虫ではなく、ヤスデ類であった。小さいけれど、これで成体のようである。

このフサヤスデ初見の印象は、カツオブシムシ類の幼虫。

てっきり甲虫類の幼虫であろうと、思い込んでしまった。

ご教示いただいた方に、あらためてお礼申し上げます。


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