炭焼きじいさんになるためには?

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近所の方の山仕事を撮影しに行った。

伐採したクヌギを切断し、シイタケのホダ木を用意する作業だ。

クヌギ林に訪れてみれば、すでにチェンソーのうなる音が聞こえていた。

W22609035.jpgチェンソーを扱う場合、前掛けは必須だと伺った。オイルが飛び散るからである。

他にも山仕事のことではいろいろと教わることが多い。

ここのクヌギ林は綺麗に整備されており、樹齢も20年~30年程度という。

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環境の雰囲気からしても昆虫が多いのではないかと感じた。

作業が一段落してからご自宅の裏山に拵えてある炭焼き窯を見せてもらった。

W22609222.jpg上の写真は窯の内部。窯全体は粘土だけだとひび割れてしまうそうだ。粘土とある土を

混ぜると良いらしい。しかし、混ぜる割合とか、実際にやるとなると細かいところで悩むことも

多そうだ。

窯の造りもなかなか手強そうだが、さて炭焼きの本番そのものは、かなりの熟練を要する。

もしも本気で炭焼きをやるなら、どこかに弟子入りでもすべきかもしれない。

また、窯内部の容積もほどほどの大きさにしておかないと、そこに入れる薪材の供給が

間に合わないことになる。雑木林の山をいくつかは持っていないと、、、、、、、。

50年も前に遡れば、今私が住んでいるこの辺りのスギ植林はすべてがクヌギ林であった

という。むしろスギ林は珍しいかったらしい。もはやその光景を頭に描くのも困難であるが、

薪材の供給量は充分あったのだろう。

現在のスギ植林のほとんどは管理もされず、荒れる一方だ。よく言われるように

日本の林業は衰退の一途、というかまさに死んだも同然。

W22609251.jpg今朝、クヌギとアカメガシワの伐採枝を整理した↑ これらの材は炭焼きではなく、

クマバチの営巣用の材として高所に設置するためのもの。

うちの林内でもクマバチの営巣が見られるが、少しでも多く、そして観察条件の良い

場所で営巣してもらおうというわけだ。

クマバチにこだわるのは、ヒラズゲンセイを見てみたいからでもある。









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