人面模様

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やけに暖かい一日だった。しかし陽射しはほとんどなかった。

わが家の北にある林の奥から、「ゴロスケホーホー」とフクロウの声が聞こえた。

ちょうど犬の散歩に出た午後4時半ころだ。

フクロウの鳴き声は毎年、同じ方角、同じ距離から聞こえてくる。

近くに営巣場所があるのだろうか。

注文してあったドイツ箱が今日あたり届くのではないかと気になって、

犬の散歩も家の見える範囲にしてみた。家の鍵もかけていないし。

ホトケノザのピンク色が目に付いた。

JX0868803.jpg春を待ち望む人は多いだろうが、今の私はまだまだ冬であって欲しい。

このごろになると毎年そう願っているから、自分は代わり映えしないなあ、とも思う。

先に行きたがる犬の綱を押さえながら、花に寄ってみた。

JX0868851.jpgこれまで感じたことがなかったが、人面模様、というか何かの動物あるいは宇宙人のような

紋様が花にはある。さらにトリミングしてみると、、、、、。

JX0868842.jpgさて、ぬけがらや繭殻、巣などのいわゆる「拾い物標本箱」が二箱、完成した。

明日か明後日には届く予定のドイツ箱には、これまで桐箱にすし詰め状態だった昆虫標本

たちも綺麗に整理できるだろう。

だが、これらの博物標本は私が死んだのちにはどうなるだろうか?と、少し考えてみた。

美麗な昆虫などはともかく、ぬけがらなどの収集物は家族の者から見れば、ただのガラクタ

に過ぎない。ほんとに困るだろうなあ。


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