早春の雑木林でよく出会う虫の一つが、アカスジアオリンガ だ。
武蔵野のフィールドでは印象深い蛾であった。
アカスジアオリンガの幼虫はクヌギで育つので、クヌギ林に多い。
わが家の雑木林もクヌギ林である。今春、宮崎に来て初めてお目にかかった。
写真の個体はオス。メスは全体に薄い若草色をしていて、オスとは紋様がかなり異なる。
秋のころクヌギの葉うらにボートを伏せたような繭を紡ぎ、蛹で越冬する。
したがって春に羽化するときは落ち葉の中である。
体の構造上、葉っぱなどに止まっていると顔の様子は見えない。あえて急所の頭部を
隠しているかのように見える。
武蔵野の雑木林では芽吹いたばかりのコナラの若葉に止まっていたのを撮影したことがあ
るが、見事な隠蔽擬態であった。止まる場所を問わなくても、目立ちにくい紋様ではある。
頭部、そして胸部に密生する体毛を見ていると、思わず撫でてみたくなるほど綺麗だ。
本種はこのあと2世代目が夏型として登場する。
(写真:オリンパスE-520 35ミリマクロ+1.4倍テレコン )
武蔵野のフィールドでは印象深い蛾であった。
アカスジアオリンガの幼虫はクヌギで育つので、クヌギ林に多い。
わが家の雑木林もクヌギ林である。今春、宮崎に来て初めてお目にかかった。
写真の個体はオス。メスは全体に薄い若草色をしていて、オスとは紋様がかなり異なる。
秋のころクヌギの葉うらにボートを伏せたような繭を紡ぎ、蛹で越冬する。
したがって春に羽化するときは落ち葉の中である。
体の構造上、葉っぱなどに止まっていると顔の様子は見えない。あえて急所の頭部を
隠しているかのように見える。
武蔵野の雑木林では芽吹いたばかりのコナラの若葉に止まっていたのを撮影したことがあ
るが、見事な隠蔽擬態であった。止まる場所を問わなくても、目立ちにくい紋様ではある。
頭部、そして胸部に密生する体毛を見ていると、思わず撫でてみたくなるほど綺麗だ。
本種はこのあと2世代目が夏型として登場する。
(写真:オリンパスE-520 35ミリマクロ+1.4倍テレコン )