近所のお庭にオキナグサを見に行った。なんといっても青い空が嬉しい。
期待通りいくつかの株が開花していた。

しまいそうだ。ここの庭の土壌がオキナグサにとって余程、適しているのだろうか。
庭の環境としては水はけが良く、しかも日当たりが良い、というのがよくわかる。
一昨年の4月、私はあるテレビ番組の仕事で阿蘇山の植物や風景のビデオ撮影をした。
そのとき南阿蘇の麓で初めてオキナグサを見たのだった。
そこでは腕章をつけた方が監視しており、監視の目がなければとどんどん盗掘されて
しまうとも聞いた。
オキナグサは各地で激減している。可憐な野草は皆こうして次々と姿を消し、
いつのまにか園芸界のスターになっていく。
南阿蘇の場所も広く知れ渡っており、私なども含めて訪れる人が多かった。
ともかくもオキナグサがかつては全国の畦道などに普通に生えていた時代が
ほんの少し時間を遡った頃まであった、ということが気になって仕方が無かった。
昔の人々はオキナグサをどのように見ていたのだろうか?
近所のお庭に腹ばいになって、恥ずかしそうに下を向いたオキナグサの花にカメラを
向けつつ、私はなんとも穏やかな気持ちになった。

さて、先日うちの林でコマ打ちをしたホダ木。
乾燥するといけないので遮光シートを掛けておくことにした。
杉とか常緑の枝を掛けておけばいいのだが、生憎うちにはそれを供給できるだけの
常緑樹がない。仕方が無いのでホームセンターで黒い遮光シートを買い求めた。
シート掛けをしてから林の登り道を歩いていると、ミヤマセセリのメスが飛び回っていた。

林の中を低く忙しく飛び回りながら、ときどき地面に降りては日光浴をしていた。
スミレ類などの花にもときおり近づくが、吸蜜はしない。今は食欲よりももっと大事なことが
あるようだ。
庭のハクサイの花にはやけにハナアブ類の姿が多い。
不思議とミツバチ類はまったく来ていない。
アブが花から花へと舞う姿は、ミツバチの姿によく似ている。
とくに後ろ脚をダラリと伸ばしたシルエットはミツバチそっくりだ。

これを真横から見ればミツバチに似ているのだが、今日はこれ以上撮影に費やす時間は
無い。