見立て違い

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3年前に切り倒したクヌギの樹がある。

このクヌギはミヤマカミキリ幼虫がトンネルを掘り進み、かなり弱っていた。

ミヤマカミキリ幼虫を見てみたいという気持ちもあり、思い切って切り倒したわけだ。

切り倒した跡には高さが1メートルほどの切り株が残っている。

いったんは萌芽したが、さすがに翌年はもう芽を出す力を失っていた。

その切り株はカワラタケやさまざまな菌類によって朽木御殿となった。

朽木御殿は多くの昆虫を招き集める。

集まった昆虫のなかにヒゲジロハサミムシもいた。

ヒゲジロハサミムシはハサミムシのなかでももっともよく目にする種類だが、

朽木の下や樹皮の隙間などに潜りこんでいることが多い。

先月見つけたヒゲジロハサミムシは体がパンパンに張っていて、まるで妊婦さんだ。

それでてっきり産卵が近いのだろうと早合点してしまった。

このところ勇み足が多いので気をつけたいとは思うが、

自然のできごとを素早く現場で判断することが、撮影をうまく運ぶことにつながる。

さて、もうそろそろ卵を産んだかなと飼育ケースを覗きこんでみれば、

ハサミムシが2匹になっていた!!

XA160280調整.jpgでっかい子供産んだなあ!!、、、、、、なんてそれはない。

一緒に並んでいるのは脱皮殻。

ヒゲジロハサミムシはどうやら今朝早く脱皮したらしい。

もう少し早く気付いていれば純白の姿が見れたはず、残念。

( 写真:オリンパス E-PL1  パナソニックH-ES045 マクロ45ミリ 内臓ストロボ使用 )


マクロ45ミリ(LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mmF2.8 )には光学式手ブレ補正が

内臓されており、実際に使ってみるとかなり効果があることがわかった。

こうしたマイクロフォーサーズ規格レンズを使い慣れてくると、フォーサーズ規格のでっかい

レンズをアダプター介して使用する気にはなれなくなる。


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