春風になびく、馬の尾

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ヤママユの幼虫がいるコナラを覗いてみた。

そろそろ終令幼虫への脱皮休眠に入っている頃だ。

その様子を確認しているとき、ふと目の前にウマノオバチがいた。

XA0419372.jpg初めて見るウマノオバチに、おそらく誰もが興奮するだろうと思う。

なんと長い産卵管だろうか。が、思っていたより短いと感じた。

XA0421381.jpgウマノオバチはすぐに飛び去ってしまったが、おそらくクリの樹でまた出会えるだろうと

思えた。それで昼食後、ヤママユ幼虫のいるコナラのすぐ隣にあるクリ林を訪れてみた。

案の定、ウマノオバチはカミキリムシが糞を出すために穿った穴のあたりで、次々と

見つかった。一本の樹に3匹いたりして、さすがに私も興奮した。

観察できた個体数は5匹以上はいたはずだ。

そしてもっとも肝心な産卵行動も一個体で観察、撮影できた。なるほどそうか!

ウマノオバチを目の当たりにして、ちょっとやってみたい衝動に駆られた。

そう、あの長~い産卵管を触ってみたい!

実験のつもりで長い産卵管を摘んでみると、面白い行動が見られた。

まあ、ウマノオバチにとっては迷惑な話だ。それがわかって実験はそこそこで止めておいた。

気になるのは、カミキリムシの種類だ。

ウマノオバチはシロスジカミキリ幼虫に産卵寄生するとされているが、

うちの隣にあるクリでは、シロスジカミキリは発生していない。と、思っている。

カミキリムシの正体は早急に調べておかねば。

(写真:オリンパス ペンライトEPL-1 パナソニック45ミリマクロ )












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