農業用水路を掬う

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本日、愛媛県松山市から宮崎に戻った。

松山の実家では、すぐ脇にある農業用水路に網を入れてみた。

P5290019.jpg三面護岸の小さな用水路には、それでも生き物の姿がけっこう見られる。

生物相としては貧弱であったとしても、人工的な環境にしがみつくように生きるものたちの

まるで隙間を埋めるような生き様が、妙に私の気を惹く。

私が網を入れた目的は、シオカラトンボのヤゴであり、30メートルくらいの流域で次々と

見つかった。ヤゴのステージはさまざま。オオシオカラは混じっていない。

XA284993.jpg用水路の水量は変動が激しい。ときには水がまったく涸れてしまうことすらある。

シオカラトンボのヤゴは、水路の縁にたまった泥や、そこに生えた藻、植物の根っこなどに

潜んでいる。普段は泥の中に埋もれており、水面から彼らの姿を見ることはできない。

さて、今回、ヤゴ掬いをしていてわずかな数だが、二枚貝も入った。

XA284994.jpgマシジミ?だろうか。白いのは稚貝だろうか。これにはちょっとびっくりした。








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