神樹蚕

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昨晩、一個だけあったシンジュサンの繭から、メスが羽化した。

羽化した場所はうちの庭。

XA035721.jpgシンジュサンはここ南九州では普通に見られる。あちこちで発生しているようだ。

ところが、わが家では3年前に一度だけ、灯りにオスが飛来したのみで、

シンジュサンが多い、という実感を抱けないままだった。

ところが、今朝になってメスの様子を覗いてみれば、オスと交尾していた。

PXB40568.jpg写真画面の右がオス。

つまりメスのところにオスが昨夜のうちに飛来したのであり、

やはり、うちの近辺にもシンジュサンは当たり前に棲息しているのだなあ、と

ようやくそう思えるようになった。

三股町、あるいはお隣の都城市でもそうだが、あちこちにクロガネモチの植樹が多い。

うちの近くでは公民館の西側にズラリとクロガネモチが並んでおり、

引っ越してきた当初から期待していたのだが、幼虫も繭もまだ一度も見つかっていない。

シンジュサンの発生場所は、毎年、安定しているようにも感じるし、そうしたポイントは

案外、局所的にあって、遭遇できればよし、遭遇できないと、いつまでも

シンジュサンとの縁が薄い、ということになるのだろう。

またシンジュサンは周期的に大発生する年があり、そういうときには

クロガネモチが丸裸となり、まさに繭ツリーなる光景も観察できる。

さて、せっかく交尾が成立したのだから、

メスに産卵してもらい、シンジュサンの飼育も少しはやってみよう、という気になった。

(写真上:オリンパス EPL-1 LEICA 45ミリマクロ   )

(写真下オリンパス EPL-1 M.DIJITAL 9-18ミリズーム サンパックB3000S )


今朝、小学校に展示してあった水槽で、一匹のタイリクアカネが羽化していた。

翅は羽化不全であったが、ともかく回収するまでに羽化してくれた。

ヤゴは詰め込みすぎたこともあって、死ぬものも出てきたし、土日の前に

回収しておいた。

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