午前3時50分、起床。
真っ暗闇の中、人口池を覗いてみたらシオカラトンボはすでに羽化していた。
翅も伸びきっており、推定羽化時刻は午前1時半~2時の間と思われる。
ここ数日、だんだんと羽化時刻が早くなっている。これは偶然だろうか?
深夜の羽化が通常の生態であれば真っ暗の中でも撮影するが、
シオカラトンボはそうではない。
明るくなってから羽化することが多い。羽化時刻にはかなりの巾があるようだが、
敢えて真っ暗の中の羽化写真を使う編集者もいないだろう。
午後から激しい雨になり、明日からの撮影に備えて室内セットを組むことにした。
さて、マイクロフォーサーズの14-42ミリズームレンズの改造について、
先日、海野和男さんが小諸日記で書かれていた。
私も何気なく戯れに前玉をいじっていたら、それがあっさりと外れてしまい、
意に反して改造レンズになってしまった。かなり後悔したのだが、、もう手遅れ。
エイ!!と少しは意地悪く力を込めたのだが、それほど強い力は要らなかった。
どこも折れたりせず綺麗に前玉は外れてしまった。え!?まさか、ほんとに?
これなら元に戻せるだろうと、押し込んでみたら、ボキ!!と音がして
パーツの突起が折れてしまい、もう元には戻せなくなった。
本気で改造しようと思っていない人は、真似をしないほうがいいだろう。
で、ともかくこの改造レンズで何か作例をと、被写体を探していたら、
ちょうどシンジュサンの卵が孵化していたので、そのふ化幼虫を撮影してみた。
まずは最高倍率。
実質最高倍率は、1.8倍。写真はF22で、内臓ストロボはFULL発光それと外部ストロボを
一灯加えている。たしかに画質はかなり良い。
ズームリングを戻して倍率を最低にしてみたのが、次の写真。
作例を撮ったカメラは次の写真。
カメラを乗せているのは、自作の超低アングル三脚。
内臓ストロボの前にあり合わせのディフューザーをゴムバンドで留めてある。
前玉をはずすと、大きな隙間ができ逆光が入ると影響が強く出るので、適当な穴を開けた
ゴム蓋をレンズ先端にはめている。
フォーサーズで1.8倍ということは、35ミリ判換算では約3.6倍の接写ということになり、
これはまあまあの高倍率接写と言えるだろう。
EPL-1の電子ビュワーはこういった高倍率撮影では威力を発揮し、たいへん見易い。
メニューの表示で、LVブーストの機能をオンにしておくといい。
ただし、このLVブースト機能は、夜の撮影時にはオフにしないと、
暗闇で懐中電灯などの照明を使った場合、コントラストがきつ過ぎて逆効果になるので
気をつけたい。
14-42ミリズーム改造レンズの欠点は、レンズ先端から被写体までの距離、
ワーキングディスタンスが2センチ程度と短いことで、
神経質でよく動くような被写体には向いていない。
これなら、LEICAの45ミリマクロで等倍撮影して後でトリミングして使った方が、
撮影効率も上がるという考え方もあるだろう。
とはいえ、1.8倍の接写撮影で深度も稼げて、画質も良いとなれば、これはこれでけっこう
使い道があると思う。遊んでいるレンズを有効に使うという大義名分は成立するだろう。
だが、私の場合、この焦点域のマイクロフォーサーズレンズが手許に無くなり、
ちょっと困ってしまった。今月末に14-150ミリズームレンズが発売されるらしいが。
今月末に発売されるといえば、こちら。
このハンドブックの解説文は、永幡嘉之さんが担当された。
同シリーズの「里山の植物ハンドブック」もそうだが、解説文の内容がたいへん素晴らしく
読んで楽しめる本に仕上がった。
原稿書きの時間が短かかったにも関わらず、永幡さんは的確で楽しい文章をつけて
くださった。
真っ暗闇の中、人口池を覗いてみたらシオカラトンボはすでに羽化していた。
翅も伸びきっており、推定羽化時刻は午前1時半~2時の間と思われる。
ここ数日、だんだんと羽化時刻が早くなっている。これは偶然だろうか?
深夜の羽化が通常の生態であれば真っ暗の中でも撮影するが、
シオカラトンボはそうではない。
明るくなってから羽化することが多い。羽化時刻にはかなりの巾があるようだが、
敢えて真っ暗の中の羽化写真を使う編集者もいないだろう。
午後から激しい雨になり、明日からの撮影に備えて室内セットを組むことにした。
さて、マイクロフォーサーズの14-42ミリズームレンズの改造について、
先日、海野和男さんが小諸日記で書かれていた。
私も何気なく戯れに前玉をいじっていたら、それがあっさりと外れてしまい、
意に反して改造レンズになってしまった。かなり後悔したのだが、、もう手遅れ。
エイ!!と少しは意地悪く力を込めたのだが、それほど強い力は要らなかった。
どこも折れたりせず綺麗に前玉は外れてしまった。え!?まさか、ほんとに?
これなら元に戻せるだろうと、押し込んでみたら、ボキ!!と音がして
パーツの突起が折れてしまい、もう元には戻せなくなった。
本気で改造しようと思っていない人は、真似をしないほうがいいだろう。
で、ともかくこの改造レンズで何か作例をと、被写体を探していたら、
ちょうどシンジュサンの卵が孵化していたので、そのふ化幼虫を撮影してみた。
まずは最高倍率。
実質最高倍率は、1.8倍。写真はF22で、内臓ストロボはFULL発光それと外部ストロボを
一灯加えている。たしかに画質はかなり良い。
ズームリングを戻して倍率を最低にしてみたのが、次の写真。
作例を撮ったカメラは次の写真。
カメラを乗せているのは、自作の超低アングル三脚。
内臓ストロボの前にあり合わせのディフューザーをゴムバンドで留めてある。
前玉をはずすと、大きな隙間ができ逆光が入ると影響が強く出るので、適当な穴を開けた
ゴム蓋をレンズ先端にはめている。
フォーサーズで1.8倍ということは、35ミリ判換算では約3.6倍の接写ということになり、
これはまあまあの高倍率接写と言えるだろう。
EPL-1の電子ビュワーはこういった高倍率撮影では威力を発揮し、たいへん見易い。
メニューの表示で、LVブーストの機能をオンにしておくといい。
ただし、このLVブースト機能は、夜の撮影時にはオフにしないと、
暗闇で懐中電灯などの照明を使った場合、コントラストがきつ過ぎて逆効果になるので
気をつけたい。
14-42ミリズーム改造レンズの欠点は、レンズ先端から被写体までの距離、
ワーキングディスタンスが2センチ程度と短いことで、
神経質でよく動くような被写体には向いていない。
これなら、LEICAの45ミリマクロで等倍撮影して後でトリミングして使った方が、
撮影効率も上がるという考え方もあるだろう。
とはいえ、1.8倍の接写撮影で深度も稼げて、画質も良いとなれば、これはこれでけっこう
使い道があると思う。遊んでいるレンズを有効に使うという大義名分は成立するだろう。
だが、私の場合、この焦点域のマイクロフォーサーズレンズが手許に無くなり、
ちょっと困ってしまった。今月末に14-150ミリズームレンズが発売されるらしいが。
今月末に発売されるといえば、こちら。
このハンドブックの解説文は、永幡嘉之さんが担当された。
同シリーズの「里山の植物ハンドブック」もそうだが、解説文の内容がたいへん素晴らしく
読んで楽しめる本に仕上がった。
原稿書きの時間が短かかったにも関わらず、永幡さんは的確で楽しい文章をつけて
くださった。