先月から飼育していたカイコが、次々と繭作りを始めた。
ようやく餌替えの苦労から解放されるときがきた。ホッとする。
ようやく餌替えの苦労から解放されるときがきた。ホッとする。
段ボールで拵えた「まぶし」の中で、カイコは体を捻りながら繭を紡ぐ。
最初は「まぶし」の枠の中で大雑把な足場網を掛けていくが、しばらくしてその足場の隙間
からお尻を突き出す。
お尻が外へ突き出てから、ほんのわずかな静止状態のあと、最後の脱糞をする。
このときの糞は赤っぽい色をしていて、クワの葉を食べながらポロポロひねり出していた
黒い糞とは明らかに違う。
赤い糞をした後、今度は透き通った真水のような尿をポタポタと排出する。
カイコの幼虫は、クワの葉の上でただただ葉っぱをモリモリ食べては糞をする、
という繰り返しの日々で、なんともグウタラな生活に思えて見栄えがしなかったが、
繭作りに入ってからは、性格が一変する。
「まぶし」の壁と、自分の吐いた糸壁で構成される空間の認知をしっかりできているからこそ、
お尻を突き出すという行為がきちんととれるのだろう。自分の繭内や繭そのものを
汚さないようにという行動には感心する。
最初は「まぶし」の枠の中で大雑把な足場網を掛けていくが、しばらくしてその足場の隙間
からお尻を突き出す。
お尻が外へ突き出てから、ほんのわずかな静止状態のあと、最後の脱糞をする。
このときの糞は赤っぽい色をしていて、クワの葉を食べながらポロポロひねり出していた
黒い糞とは明らかに違う。
赤い糞をした後、今度は透き通った真水のような尿をポタポタと排出する。
カイコの幼虫は、クワの葉の上でただただ葉っぱをモリモリ食べては糞をする、
という繰り返しの日々で、なんともグウタラな生活に思えて見栄えがしなかったが、
繭作りに入ってからは、性格が一変する。
「まぶし」の壁と、自分の吐いた糸壁で構成される空間の認知をしっかりできているからこそ、
お尻を突き出すという行為がきちんととれるのだろう。自分の繭内や繭そのものを
汚さないようにという行動には感心する。