昨日、写真絵本「むしのかお」(ポプラ社)が届いた。
先月、30日から開催されている写真展では、この絵本に載っている写真が大サイズで
展示されている。
虫の顔の撮影には拡大率の高いマクロレンズが必要で、この本でも数々のレンズが
使われている。撮影の古いものは、キャノンの65ミリマクロレンズ、そのあとからは
オリンパスの35ミリマクロレンズ(テレコンバーターとの組み合わせ)が多い。
倍率が低くて済む大型の虫では、等倍まで撮れる50ミリ、100ミリマクロで撮影したもの
もある。
昆虫写真家として駆け出しの頃、嫌がる虫を無理やり押さえ込んで、室内で撮影し
ていたことがあった。売れる写真を確実にモノにする。量産せねばとの焦りもあったろう。
背景を整理してライティングもきちんとして綺麗に仕上げようとしていた。
しかし、無理やり押さえこまれた虫の顔は写真にしてみるとやはりどこか、悲しい。
気合を入れて昔撮った顔のポジ写真のほとんどはけっきょく全部捨てて、今は無い。
野外で出会う虫の顔をアップで撮影、というのは偶然うまくいく場合もあって、
時間をかければ数も増えてくるが、種類を増やすとなると、さらに長い年月が掛かる。
どうしても撮りたいが、どうやっても落ち着かない虫もいる。
そういうときはあっさり諦める。
しかし、虫にも個体差があり、ちょっとした休憩時間、あるいは食事に夢中になっているとき
とか、なにかしらシャッターチャンスにつながる時が必ずある。
そういう瞬間は偶然に頼るだけでなく、積極的に掴もうとすればどんどん増えていく。
野外で小さな虫の小さな顔を大きく撮影するとき、
オリンパスのフォーサーズ、あるいはマイクロフォーサーズカメラと
マクロレンズの組み合わせ、あるいはリバース改造ズームレンズとの組み合わせは、
軽量かつ小型であり、レンズ長も短いために、
このシステムを使い始めてから、顔写真の撮影効率がずいぶんと上がった。
以前は高倍率撮影をキャノンの65ミリマクロレンズでこなしてきたが、
今、このレンズは室内で使うだけとなり、野外での出番はほとんど無くなった。
先月、30日から開催されている写真展では、この絵本に載っている写真が大サイズで
展示されている。
虫の顔の撮影には拡大率の高いマクロレンズが必要で、この本でも数々のレンズが
使われている。撮影の古いものは、キャノンの65ミリマクロレンズ、そのあとからは
オリンパスの35ミリマクロレンズ(テレコンバーターとの組み合わせ)が多い。
倍率が低くて済む大型の虫では、等倍まで撮れる50ミリ、100ミリマクロで撮影したもの
もある。
昆虫写真家として駆け出しの頃、嫌がる虫を無理やり押さえ込んで、室内で撮影し
ていたことがあった。売れる写真を確実にモノにする。量産せねばとの焦りもあったろう。
背景を整理してライティングもきちんとして綺麗に仕上げようとしていた。
しかし、無理やり押さえこまれた虫の顔は写真にしてみるとやはりどこか、悲しい。
気合を入れて昔撮った顔のポジ写真のほとんどはけっきょく全部捨てて、今は無い。
野外で出会う虫の顔をアップで撮影、というのは偶然うまくいく場合もあって、
時間をかければ数も増えてくるが、種類を増やすとなると、さらに長い年月が掛かる。
どうしても撮りたいが、どうやっても落ち着かない虫もいる。
そういうときはあっさり諦める。
しかし、虫にも個体差があり、ちょっとした休憩時間、あるいは食事に夢中になっているとき
とか、なにかしらシャッターチャンスにつながる時が必ずある。
そういう瞬間は偶然に頼るだけでなく、積極的に掴もうとすればどんどん増えていく。
野外で小さな虫の小さな顔を大きく撮影するとき、
オリンパスのフォーサーズ、あるいはマイクロフォーサーズカメラと
マクロレンズの組み合わせ、あるいはリバース改造ズームレンズとの組み合わせは、
軽量かつ小型であり、レンズ長も短いために、
このシステムを使い始めてから、顔写真の撮影効率がずいぶんと上がった。
以前は高倍率撮影をキャノンの65ミリマクロレンズでこなしてきたが、
今、このレンズは室内で使うだけとなり、野外での出番はほとんど無くなった。