ニホンミツバチ

| | トラックバック(0)
うちの林に近づくと、ワンワン、ウォンウォン、というような虫の羽音が降り注いでくる。

少し前から気になっていたが、羽音はメダラの梢に集中している。

L1176674.jpgタコの脚のように放射状に広がった花茎(?)を撮影するには脚立が必要で、なおかつ

脚立の最上段に登って思い切り手を伸ばしてからノーファインダーで俯瞰撮影してみた。

花の数はいくつあるだろう?ともかく凄い数には違いない。

今、このメダラの群花には夥しい数の昆虫が訪れている。

その中でもひときわ多いのがニホンミツバチである。

JX174173.jpg宮崎に移転してから、うちの敷地内そして近辺でもニホンミツバチを見かける頻度が低い

ということは、何度も書いてきたかと思うが、ほんとうに久々に多数の飛来を見て、

けっこう感激した。その中にわずかだが、セイヨウミツバチも混じっているが、きわめて

少ない。

で、このニホンミツバチ達がどこから飛来してくるのか?

じつは数日前にその場所を見つけており、そこはわが家から直線距離で1キロ先の場所。

L1176732.jpg丁寧に拵えた巣箱が雑木林やお庭の片隅に置かれていたのである。

わが家のメダラを訪れているニホンミツバチは、まず間違いなくここの巣箱の住人である。

今日は巣箱の持ち主の方のお宅を訪れ、いろいろと詳しいいきさつを伺った。

巣箱は全部で5台あったが、今年の春から始めたそうだ。

ニホンミツバチの飼育は10年ぶりとおっしゃる。

1キロ内のそれも顔見知りの方のお家であったので、今後も採蜜や分蜂などの作業を

撮影させてもらうようお願いした。

だいぶ以前に愛媛県の山村でニホンミツバチの撮影や取材をしたが、

そのときの飼い方に比べるとかなり進化している。

進化というと少し語弊があるが、巣箱の構造などは重箱方式となっており、

細かい改良や工夫があって、愛媛で見た単純な作りとはかなり違う。

もっとも、愛媛の方のやり方には名人芸的な要素が強く、それは人が真似できない

技に近いものだった。その方は事故で亡くなってしまい、もう二度とその技を拝見することは

できない。

ニホンミバチは今や、ちょっとしたブームになってしまい、

飼育の仕方に関する情報もネット検索すれば、ものすごくたくさんヒットする。

飼う人もこの三股町内だけでもけっこういるそうだ。



« 梅雨明け間近?       ニシキリギリス »