庭の隅に熟柿を置いてある。
鳥の好きな人なら餌台に置いて、メジロやウグイス、ヒヨドリ、他いろいろな鳥の観察、
ということになるだろうが、私の場合は虫がやって来るのを待っている。
餌台では絵にならないので、熟柿は地面にころがしてあるだけ。
熟柿に集まってくる虫のなかでもっとも大きな体は、クロコノマチョウだろう。
もともとうちの林には個体数が多い。
林のなかを歩けば必ず足元から飛び出してくるのがクロコノマチョウだ。
クロコノマチョウを見るたびに思い出すのは、
高校生のころ学校の理科準備室に置いてあった標本箱のこと。
その標本箱にはクロコノマチョウの秋型が入っていた。
大きな翅の先端にある眼状模様が魅力的だった。
どうしてもこのチョウを採集したい、と当時は憧れていた。
標本に付いていたラベルには、採集地「松山市 杉立」、
そして採集者の名前は、「山岡幸雄」とあった。
先日、松山の実家に戻っていたが、帰省したおりに毎回買い求めるのが愛媛新聞。
年に数回だけ読む地方新聞ではあるが、そのときに限ってか虫の記事が
載っている。
昨年の夏は、「ナナフシの♂発見!」という記事、そして今回は「アカギカメムシの佐田岬で
の記録」、さらに月2回の連載記事「愛媛のファーブル」。
「愛媛のファーブル」は第2、第4水曜日に掲載されており、
先日読んだ記事は16回目とあった。
この記事の副題には「山ちゃんの遺産」とある。
「山ちゃん」とは、故・山岡幸雄さんの愛称であった。
記事に添えられたメスグロヒョウモンの交尾写真は、山岡さんが生前に撮影なさったもの。
いろいろ語るべきことは多いが、今日は触れないでおこう。
クロコノマチョウをうしろから見ると、翅の先はピタリと閉じていないことが
よくわかる。
翅の反り返りが何か機能的に意味があるのかどうか?
連載「愛媛のファーブル」を読みたくなって、母親に新聞を買ってもらうよう頼んでおいた。
鳥の好きな人なら餌台に置いて、メジロやウグイス、ヒヨドリ、他いろいろな鳥の観察、
ということになるだろうが、私の場合は虫がやって来るのを待っている。
餌台では絵にならないので、熟柿は地面にころがしてあるだけ。
熟柿に集まってくる虫のなかでもっとも大きな体は、クロコノマチョウだろう。
もともとうちの林には個体数が多い。
林のなかを歩けば必ず足元から飛び出してくるのがクロコノマチョウだ。
クロコノマチョウを見るたびに思い出すのは、
高校生のころ学校の理科準備室に置いてあった標本箱のこと。
その標本箱にはクロコノマチョウの秋型が入っていた。
大きな翅の先端にある眼状模様が魅力的だった。
どうしてもこのチョウを採集したい、と当時は憧れていた。
標本に付いていたラベルには、採集地「松山市 杉立」、
そして採集者の名前は、「山岡幸雄」とあった。
先日、松山の実家に戻っていたが、帰省したおりに毎回買い求めるのが愛媛新聞。
年に数回だけ読む地方新聞ではあるが、そのときに限ってか虫の記事が
載っている。
昨年の夏は、「ナナフシの♂発見!」という記事、そして今回は「アカギカメムシの佐田岬で
の記録」、さらに月2回の連載記事「愛媛のファーブル」。
「愛媛のファーブル」は第2、第4水曜日に掲載されており、
先日読んだ記事は16回目とあった。
この記事の副題には「山ちゃんの遺産」とある。
「山ちゃん」とは、故・山岡幸雄さんの愛称であった。
記事に添えられたメスグロヒョウモンの交尾写真は、山岡さんが生前に撮影なさったもの。
いろいろ語るべきことは多いが、今日は触れないでおこう。
クロコノマチョウをうしろから見ると、翅の先はピタリと閉じていないことが
よくわかる。
翅の反り返りが何か機能的に意味があるのかどうか?
連載「愛媛のファーブル」を読みたくなって、母親に新聞を買ってもらうよう頼んでおいた。