クワエダシャクの幼虫

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朝、犬の散歩のついでに、モズがはやにえをよく立てる場所に寄ってみた。

エノキの枝には蛾の幼虫が二つ刺さっており、どちらも新鮮。

このところ冷え込みも緩んで獲物に不自由していないのだろう、とそんな気がする。

エノキの隣の桑の木ではトノサマバッタの腹部が残されていた。

はやにえ11-01-040640.JPGはやにえに気をとられていたせいか画面の中に芋虫が写りこんでいるとは知らなかった。

他にはやにえの見落としがないかクワの枝先を丁寧に眺めていたら、

クワエダシャクの幼虫がいることに気付いた。

クワエダシャク幼虫11-01-040665.JPG一匹いるなら他にもいるだろうとしつこく眺めていると、いるいる!

次々と15匹も。

クワの樹はこれ一本だが斜面に生えているので枝を隅々まで探索することはできない。

したがって、おそらくもっと多数のクワエダシャク幼虫がついていたに違いない。

一本のクワにこれほど幼虫がついている理由は、この近辺にクワが少ないからだと

思える。クワの生えている密度が極めて低いのである。

東京の清瀬市などでは、街路樹のすき間やあちこちに実生のクワが生えていて、

たいへんクワが多かったが、それとは対照的である。

もっとも理由はそれだけだと、断定するわけにもいかないが。

クワエダシャク幼虫の止まる姿勢もそれぞれで、枝に水平密着型の場合だと

擬態も完璧に近く、かなり目立たない。

クワエダシャク幼虫11-01-040676.JPG

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