クモの卵のう

| | トラックバック(0)
病院という所はあまり行きたくないものだと以前は思っていたが、

2年前から嫌でも定期的に通う身になってみると、さほど嫌でもなくなってきた。

検査は半年ごとだから年に2回だけ。

とはいえ、2時間半も病院に拘束される。ので、ひたすら読書に耽る。

病院を出てから長男の学生服(高校に入学で新調)を受け取って戻れば、もう昼だった。

昼食後、ナガコガネグモの卵のうを探し歩いた。

ナガコガネグモ卵のう.JPG日当りの良い林縁の藪で5個ほど見つかった。中にはまだ子グモたちが出嚢の日

を待っていた。ナガコガネグモの卵のうを支えていた植物の葉や茎は長い冬の間に

枯れて萎れてしまう。ので、卵のうがむき出しになって目立つか、逆にボロボロの

枯れ葉に紛れて目立たないか、いろいろである。

目が馴れてくると狭い範囲で次々と見つかる。

ついでに見つかったクモの卵のうは、センショウグモのものだろうか。たいへん小さい。

クモの卵のう.JPGナガコガネグモ卵のう探しで、アマガエルの姿もあった。

アマガエル.JPG鮮やかな緑色が目を惹く。折りたたんだ4本の足が体にピタリと密着している。

体のシルエットの凹凸をできるだけ無くし、達磨さん型の体型になろうとする生き物は

昆虫にも多い。

このアマガエル、じっとして葉っぱに成りきろうとしているのだろう、と想像したい。


« 軽トラで火山灰を運ぶ       ウスタビガ、本日、ふ化 »