トンボ写真家入門の日

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中津市のホテルを出たのは午前5時45分。

ベッコウトンボの生息する池に行く前にムカシヤンマの羽化が見られるという谷に

案内してもらった。天候は晴れて気温も高い。夏日だ。

ムカシヤンマの生息環境というものを教えてもらう。

例年ならすでに羽化シーズンのはずだが、今年はかなり出遅れているようだ。

羽化する個体も抜け殻も見つからなかった。

ムカシヤンマはかなり異色のトンボ。宮崎でも生息地を探しておきたくなった。

午後からベッコウトンボの撮影。フタスジサナエ、サラサヤンマ、ヨツボシトンボなども。

ベッコウフィッシュアイ.JPG昨日のベッコウトンボはどの個体もかなり神経質で、なかなか寄れなかったが、

今日は時間帯のこともあってか、しばらく粘っていると同じ場所でおとなしくなった。

さっそくオリンパスE-PL2にM.14-42ミリ+フィッシュアイコンバーターを付けて

広角撮影をしてみた。

この組み合わせだと片手でカメラだけを被写体に寄せることができる。

画質もじゅうぶん良くて、このコンバーターのおかげで機材の軽量化もできる。

ベッコウトンボが食事をしていた。獲物は羽アリ。

ベッコウ食事.jpg上の写真はE-PL1にM.40-150ズームレンズの組み合わせ。

今回のトンボ撮影はこのレンズを多く使用。35ミリ判換算で300ミリ相当というのは

ちょうど扱いやすい。

中津市の山裾にはため池が多く、しかもその池は遠浅で水生植物も繁茂している。

こういう環境のなかでトンボの種類も数も多いのだろう。池を覗き込んでみると、

他の水生昆虫も豊かである。

今日はトンボの撮影三昧。トンボに疎い私としては学ぶことがたいへん多かった。

午後4時45分頃、中津市から甘木市へ移動。

1時間半ほどで甘木ICに着いた。

明日はいよいよ古処山に登る予定。

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