昆虫観察会の下見

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今年度開催予定の観察会は今のところ全部で9回予定されている。

その中でも町中の身近な環境ということで、今日は都城市内の島津邸へ下見に

行ってみた。ここの敷地内には池があって前に聞いていた話しによれば

ビオトープとして保全するということであった。

敷地内の庭は綺麗過ぎるくらいに整備された日本庭園で、

とても観察場所というわけにはいかないが、池は広くて期待して良さそうだ。

島津邸の池.jpg実際、池の周りを歩いてみればアメンボの数はたいへん多く、そしてセスジイトトンボ

これもやたらと多い。交尾カップルや産卵しているものもたくさん見られた。

セスジイトトンボ交尾.jpgカワセミの親子も来ていた。

池には網を入れてみると面白いかもしれない、そう思っていたのだが、、、、、、、。

ここの管理をなさっている方から聞いた今日の話では、

近々、池の水を浄化しそして池底の泥もさらってしまうということだ。

え!?浄化するとはどういうこと?とびっくりしたのだが、

そして何とその目的は!鯉を池に放し泳がすそうだ。

薄々予想はしていたのだが、この島津邸は町のど真ん中にあり周囲は住宅街。

池があるとヤブ蚊が発生するので困るという苦情が来るらしい。

ではビオトープ構想はどうなったかと言えば、それは前の担当者の考えであり、

今の担当者は、そういう自然観察という概念は島津邸という歴史遺産の施設には

まったく相反するという考え方をとっているようだ。これもなるほど、と思ったしだい。


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