クロスジギンヤンマ

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昨日、児童クラブの小学生が捕まえたというヤンマを見せてもらった。

「調べたらオオギンヤンマじゃない!?、ということになり喜んでいました。」

手渡された三角紙を広げてみれば、クロスジギンヤンマのオスであった。

絵合わせでは間違えても仕方が無いが、

これは図鑑のちゃんとしたのが必要だと思った。

価格も手頃で内容が充実したトンボ図鑑が早く出て欲しい。

クロスジギンヤンマは小学校の運動場の片隅にある小さな池で羽化したようだ。

羽化殻もたくさんあるらしい。

最初にこの池を案内してもらったとき柵はなかったが、

そのあと教頭先生がロープ柵を張ってしまった。「ここは理科の授業で使う池です。」

つまり普段は近寄るな!ということらしい。

教育者というのは相当、頭が固いようだ。

子供達が普段から遊んだり、好奇心に胸をふくらませたりできる、

水辺環境がどんどん無くなっていく。これには危機感すら感じる。


さて、クロスジギンヤンマは私が一旦預かり展翅標本にしてみた。

クロスジギンヤンマ展翅.JPG可動式展翅板は35年前に「大阪博物」から通販で買い求めたもの。「大阪博物」という

会社は今でも営業しているのかどうかわからない。

中学のころはじめて買い求めた展翅板は「大阪博物」の製品だったが、その後「志賀昆虫」

の展翅板を使うようになったら両社では展翅板の高さが違うので困った経験がある。

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