ベニオビヒゲナガ

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昨日、林の観察路を草刈りしておいたので歩きやすい。

いつも土がむき出しになっていれば、そこにはハナバチ類、狩りバチ類、他にも

さまざまな昆虫が利用する空間になる。が、観察路は常に草に覆われてしまう。

林だけでなくうちの敷地で土がむき出しの場所はほぼない。

4年前には「ハンミョウの道」と称して細道を庭に拵えてみたが、それを維持できなかった。

やはり人が頻繁に歩いていないと道はできない。

さて、林の中は明るい。一昨年、去年と大きくなりすぎたクヌギ、コナラを間伐したからだ。

クマイチゴの葉にドクガ幼虫がたくさん群れていたのを眺めていたら、

気になるシルエットが目に入った。

ベニオビヒゲナガしるえっと.JPG肉眼だとシルエットでしかないのだが、コバネガの仲間とわかって近寄ってみた。

うんと近づいてようやく綺麗な模様が意外だった。

ベニオビヒゲナガ.JPGベニオビヒゲナガのオスである。オスは複眼がメスよりか大きい。

今日観察できた本種は、飛んで逃げてもすぐに葉裏に回り込んで落ち着いていた。

久しぶりの快晴、気温も高い。

モンキチョウは盛んにクローバーの葉に卵を産んでいたし、

ハラビロカマキリの卵のうが2個、ふ化していた。

ハラビロカマキリふ化幼虫.JPGオオカマキリのふ化ラッシュのピークは5月はじめころだった。

例年、ハラビロはオオカマキリより2週間ほど遅れる。オオカマキリのふ化は今頃でも

見られるが、すでに幼虫は3令となったものが目に付くようになっている。

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