アブラギリの花と虫

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アブラギリの多く見られる日南市に行ってみた。

20分ほど車を走らせ、峠を越えれば日南市。

目線で花を撮影できる場所を巡ってみた。花の時期だとアブラギリのある場所も

わかり易い。オオキンカメムシの繁殖を観察するには、アブラギリの場所をできるだけ

多く知っておいたほうがいい。

アブラギリの花1.jpg梅雨の合い間だが陽射しもほんのわずかあった。少し蒸し暑い。

アブラギリの花を訪れる昆虫は多く、マルハナバチ類がもっとも目立ち、

ジャコウアゲハ、カラスアゲハ、イチモンジチョウ、カラスシジミ

ハナアブ、ニホンミツバチ、キイロクチキムシ、などなど。

花の吸引力も通常よりかアップし、虫たちの集まりもいいようだ。

カラスシジミは新鮮な個体を発見し、カメラを車まで取りに戻っている間に、

ボロボロのカラスシジミに入れ替わっていた。    なんでえ~!?

ピカピカのカラスシジミを初めて見たのに、たいへん悔しい。

橋の欄干から身を乗り出すようにしての撮影はまことにスリル満点。いや、危ない。

落ちたら、死ぬ。あそこの梢に当たってから、次の梢でブレーキが掛かり、案外、

ゆるりと着地できるかもしれない、などと楽観的に眺めてみるが、

やはり高度差50メートル以上はある。幸運を願っても叶わぬだろう。絶対、死ぬ。

思っていたよりアブラギリの花には昆虫が多くやって来るので、つい夢中になる。

夢中になるあまり欄干をちょっと越えたくなる。超えればたちまち、死んでしまう。


さて、紫に輝く虫がいたのだが、これがオオキンカメムシだった。

アブラギリの実がなるのはずっと先の7月だが、オオキンカメムシはすでに集まり始めて

いるようだ。雌雄の出会いは満開の花の中でということか。なるほど。

オオキンカメムシ初見.JPG今年はオオキンカメムシの生活史について、やっておきたいことがある。

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