サラサリンガ

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去年から庭や林でサラサリンガがかなり繁殖しており、今年初めての成虫が羽化した。

サラサリンガ2011.jpgサラサリンガの幼虫はクヌギとアラカシで育っていたが、それぞれの根元を探ってみれば

繭もたくさん見つかっていた。成虫の目を奪うような紋様に比べれば、

繭の形状は面白さに欠ける。ましてや幼虫の姿ときたら嫌われても仕方が無いほど

極めて地味過ぎる。

振り返ってみれば東京にいたころは本種に一度も出会っていない。

したがって宮崎に来て3年目にして庭やうちの林で本種を見たときはけっこう嬉しかった。

この派手な蛾が、もしも花を訪れるなら一層人気が高くなっていたはずだ。

しかし、昆虫は何も人を喜ばすために生きているのではない。

サラサリンガの魅力は、かなりマイナーなところで留まっている。

欲を言えばサラサリンガがせめてモンシロチョウほどの大きさあれば、、、、、、、、、

そう願うのも人間は欲深い生き物であるから、ちょっとは許して欲しい。


修理に出していたEOS-7Dが戻ってきた。

内蔵ストロボがポップアップしなくなる故障は去年の10月にもあって、

今回の修理は2度目であるから、修理代が無料であることは当然としても

これはちょっと嫌な気分になる。気分はしかし引きづらないほうがいい。

さて、明日は意外な虫の調査に出かけるかもしれないので、期待が高まる。
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