赤いカメムシ

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県北のフィールドまでは高速を使っても約2時間半は掛かる。

今の時期はベニツチカメムシの産卵期でもあり、その状況を確認しておこうと思った。

現地に到着後、1時間あまりベニツチカメムシの姿を探したが、見つからず。

地べたに座り込んで、はて、これはどうしたものか?とのんびりかまえてみた。

探すポイントがはずれているか?微妙にハズしている可能性は高いが、大筋では

間違ってはいないはず。風が強くなってきて、ときおりボロボロノキの梢が揺れている。

ボロボロノキの実.JPGボロボロノキの実はそこそこついていたが、地面に落下した実はわずかしかない。

ベニツチカメムシの幼虫が育つためには、ボロボロノキの落果が欠かせない。

座り込んでこれからの作戦を考えていたら、

落ち葉の上をトコトコ歩くベニツチカメムシの姿が目に入った。

歩くベニツチカメムシ.JPGやはり、いたな。歩くと速い。

おもむろに立ち上がり、近くの落ち葉をそっとめくってみれば、抱卵中のメスが見つかった。

ベニツチカメ抱卵.JPG今日は県北でのベニツチカメムシ観察を終えたあと、松山に移動するつもりでいたが、

天候が思わしくないので、日を改めることにした。

ベニツチのふ化は数日後には始まるのだろう。


県北から三股町に戻る途中、宮崎市清武の酒屋に立ち寄った。

滅多に行けない酒屋なので、こういう機会に日本酒を買っておいた。




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