松山市のヒラズゲンセイ

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今日付けの愛媛新聞にヒラズゲンセイのことが載っていた。

「ようこそ森へ~聞こう生き物の声~」という連載記事である。

ちょっとタイトルが長いが、なんと松山市でもヒラズゲンセイが見つかっている。

北四国では記録はないだろうと思っていたからびっくりした。

ヒラズゲンセイが見つかったのは、松山市内の道後温泉のすぐ近くで

湯築城跡公園内。ヒラズゲンセイは6月半ばころに複数個体が採集されたようだ。

この記事を見て私はすぐさま湯築城跡公園に赴いた。

もう時期的に遅いことはわかっていたが、どうしても現場を見ておきたかった。

新聞記事にあった藤棚の下に行ってみると、あるある、クマバチの巣穴がいっぱい。

藤棚はレッドウッドという木材で組まれており、この材は腐りにくい反面、柔らかい。

クマバチにとっては最適の営巣場所になったわけだ。

レッドウッドはカナダから輸入しているそうだが、最近は輸入がストップしているらしい。

クマバチはちょうど営巣中のものもいた。

藤棚に接した桜の枯れ幹にも巣穴はあった。

四国でもあちこちでヒラズゲンセイが見つかっているのだから、

九州なら全土にいてもおかしくないだろう。


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