先週20日には、羽化した成虫はわずか一匹だけだった。
もうそろそろ羽化個体が増えている頃だろうと思い、延岡市に行ってみた。
私が観察している場所では、ほぼ三箇所に集団ができているが、その中で新成虫の姿が
もっとも多かった集団では、2割程度が羽化を終えているか羽化脱皮の途中であった(上)。
あと二つの集団では1割にも届かない数しか羽化していない。
羽化のピークはこれからのようだ。
羽化は集団の中で行われることが多く、稀に集団の外で単独で行うものもあるが、
それとて集団からそれほど遠くに離れているわけではない。
ベニツチカメムシの羽化はしかし、赤い幼虫から赤い成虫が出てくるので、
それほど劇的でもない。アカスジキンカメムシやニシキキンカメムシの羽化に比べれば
少々、物足りないと言うのが正直なところだ。
もっとも、ベニツチカメムシはふ化したときからずっと体色が赤色であり、
脱皮中も赤のまま、というところに意味があるように思う。
襟やボタンなどわずかな黒色をあしらってはいるが
真っ赤な姿の集団でいることが、彼らにとっては重要なことなのであろう。
羽化を撮影していると、通りかかった方が「私も撮影していいですか?」と近寄ってきた。
その方がザックから取り出したカメラはNikonのF5で、レンズは広角35ミリf2。
へえ~、フイルムカメラなんだ!?
私より年配のその方は高校生のころ、NikonF2からカメラを始めたとおっしゃる。
とても大事に機材を扱っているようで、レンズも40年前に買ったものとか。
「F5のメンテナンスはもうすぐ終了するというので、まだフィルムは2000本くらいしか
使っていないけど、シャッター幕の交換やオーバーホールをきっちりやっておくつもりです」
フィルムカメラはメンテナンスを繰り返しながら、末永く使い込むことができる。
次々と新機種を買い替えて使うデジタルカメラ。なんとも後ろめたい気がしてならない。
うちに戻ってみると、CanonのEF70-300ミリ f4-5.6L IS USMが届いた。
実際にカメラに取りつけてみると、重たいけれど意外とコンパクトに感じる。
望遠端では最短距離での倍率が下がるという問題点はあるが、
300ミリという焦点距離はありがたい。ISの効き具合もかなりいい。
こういうレンズは一本持っていてもいいだろう。
もうそろそろ羽化個体が増えている頃だろうと思い、延岡市に行ってみた。
私が観察している場所では、ほぼ三箇所に集団ができているが、その中で新成虫の姿が
もっとも多かった集団では、2割程度が羽化を終えているか羽化脱皮の途中であった(上)。
あと二つの集団では1割にも届かない数しか羽化していない。
羽化のピークはこれからのようだ。
羽化は集団の中で行われることが多く、稀に集団の外で単独で行うものもあるが、
それとて集団からそれほど遠くに離れているわけではない。
ベニツチカメムシの羽化はしかし、赤い幼虫から赤い成虫が出てくるので、
それほど劇的でもない。アカスジキンカメムシやニシキキンカメムシの羽化に比べれば
少々、物足りないと言うのが正直なところだ。
もっとも、ベニツチカメムシはふ化したときからずっと体色が赤色であり、
脱皮中も赤のまま、というところに意味があるように思う。
襟やボタンなどわずかな黒色をあしらってはいるが
真っ赤な姿の集団でいることが、彼らにとっては重要なことなのであろう。
羽化を撮影していると、通りかかった方が「私も撮影していいですか?」と近寄ってきた。
その方がザックから取り出したカメラはNikonのF5で、レンズは広角35ミリf2。
へえ~、フイルムカメラなんだ!?
私より年配のその方は高校生のころ、NikonF2からカメラを始めたとおっしゃる。
とても大事に機材を扱っているようで、レンズも40年前に買ったものとか。
「F5のメンテナンスはもうすぐ終了するというので、まだフィルムは2000本くらいしか
使っていないけど、シャッター幕の交換やオーバーホールをきっちりやっておくつもりです」
フィルムカメラはメンテナンスを繰り返しながら、末永く使い込むことができる。
次々と新機種を買い替えて使うデジタルカメラ。なんとも後ろめたい気がしてならない。
うちに戻ってみると、CanonのEF70-300ミリ f4-5.6L IS USMが届いた。
実際にカメラに取りつけてみると、重たいけれど意外とコンパクトに感じる。
望遠端では最短距離での倍率が下がるという問題点はあるが、
300ミリという焦点距離はありがたい。ISの効き具合もかなりいい。
こういうレンズは一本持っていてもいいだろう。