オオキンカメムシ幼虫群とアブラギリ

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三股町から峠を越えて日南市に入る。

アブラギリの実は大きく膨らんで成長していた。

アブラギリ結実.JPG葉っぱの裏側を注意深く見ていけば、(ほら!!)

オオキンカメムシ幼虫群0727.JPG赤い集団が見える。

オオキンカメ2令群.JPGオオキンカメムシの1令幼虫集団だ。

今はお休み中だが、2令になると食事はアブラギリの実まで移動する。


三股町の長田峡奥では、花粉で朱色に染まった黒いアゲハに出会うことが出来た。

ミヤマカラスアゲハのオスである。

花粉に染まるミヤマカラス.JPG20年ほど昔。埼玉県奥秩父の温泉宿に泊まったことがある。

そのとき宿のすぐ傍に流れる小川沿いで朱色に染まったカラスアゲハを見た。

ヤマユリで吸蜜するカラスアゲハまでの距離は約30メートル。流れは谷底にあって、

そこまで駆け下りることはかなり危険を伴うと思われ躊躇した。

遠くからも後ろ翅の朱色は鮮やかで目に焼きついた。

それでも記憶とははかないもので、

ほんとうにカラスアゲハだったろうか?モンキアゲハでは?クロアゲハでは?

などと迷い始める。

先日から撮影しているオニユリのほとんどは庭先や道路端に植えられたもので、

絢爛ではあっても野趣に欠ける。

私も自分の敷地内にオニユリを植えたいと思うが、草むらに埋もれるようにして

咲く姿のほうに好感が持てる。

墓場の鬼百合.JPG

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